イワウメ
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分類
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学名
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Diapensia lapponica L. var. obovata F.Schmidt[1]
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シノニム
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- Diapensia lapponica L. subsp. obovata (F.Schmidt) Hultén[1]
- Diapensia obovata (F.Schmidt) Nakai[2]
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和名
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イワウメ(岩梅)
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イワウメ(岩梅、学名:Diapensia lapponica L. var. obovata F.Schmidt)は、イワウメ科イワウメ属に分類される常緑の小低木の1種[3][4]。高山植物。別名はフキヅメソウ、スケロクイチヤク。
特徴
枝は横にはい、厚い革質の葉が密生してクッション状となり、一見しただけでは木本とは思えない。葉は倒卵状のくさび形で長さ1 cm前後、幅4 mm前後。花は乳黄白色でまれに淡紅色を帯び、7-8月に枝先から伸びた長さ2 cmほどの花柄上に1個つく。合弁花であるが、平開する花冠が直径1.5 cmと小さい上に5中裂するため、花弁が5枚あるように見える。雄蘂は5個で萼は5裂する。果実の朔果はが長さ約3 mmのほぼ球形[3]。花が薄紅色の品種は、ベニバナイワウメ(f. rosea)と呼ばれている[3]。
分布と生育環境
韓国、日本、サハリン、シベリア、ウスリー及びカムチャッカに分布する[1]。基準標本はサハリンのもの[4]。母種のボソバイワウメ(学名:Diapensia lapponica L. subsp. lapponica[5])は、北半球の寒地に広く分布する[3]。
日本では北海道から本州中部にかけての高山帯に分布し[1]、岩礫地や岩壁に張り付くように生育する。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク