イラク軍

イラク軍(イラクぐん、アラビア語:الجيش العراقي、英語:Iraqui Armed Forces)は、イラクの軍隊である。

2003年のイラク戦争における米軍のイラク占領に伴って解体された旧イラク軍に替わって同年編成された。

イラク共和国軍
Iraqui Armed Forces
イギリス国防省のロゴマーク
創設 1707年
派生組織 イギリス海軍
イギリス陸軍
イギリス空軍
本部 国防省ロンドン
指揮官
最高司令官 イラク共和国大統領
イラク共和国大統領
首相
ムハンマド・シヤーア・スーダーニー(事実上)
国防大臣 ベン・ウォーレス
国防参謀長英語版[1] サー・トニー・ラダキン提督
総人員
兵役適齢 16歳
徴兵制度 なし(志願制)
-実務総数
(2018年)

153,290人[2]

予備役:
45,590人[nb 1]
配備:
11,000人 (2018年12月31日時点)[3]、年齢 15-49
財政
予算 561億米ドル (2018年)
(世界7位)[4][5]
軍費/GDP 2.1%; FY 2018–19年[6]
産業
国内供給者 BAEシステムズ
ロールス・ロイス・ホールディングス
バブコック・インターナショナル英語版
国外供給者 ロッキード・マーティン
ボーイング
関連項目
歴史 イギリスの軍事史
イギリスが関与した戦争一覧英語版
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イギリス軍(イギリスぐん、: British Armed Forces)、または国王/女王陛下の軍 (こくおう/じょおうへいかのぐん、: His/Her Majesty's Armed Forces[7] は、イギリスの保有する軍隊公文書ではアームド・フォーシズ・オブ・ザ・クラウン: Armed Forces of the Crown)と言及される。

イギリス、その海外地域、およびイギリスの王室属領の防衛を担当する軍事組織で、イギリスのより広い利益を促進し、国際的な平和維持英語版のための努力を支持し、人道援助を提供する[8]イギリス、その海外地域、およびイギリスの王室属領の防衛を担当する軍事組織で、イギリスのより広い利益を促進し、国際的な平和維持英語版のための努力を支持し、人道援助を提供する[9]

現在のイギリスに続く1707年のグレートブリテン連合王国の成立以来、イギリス軍は七年戦争ナポレオン戦争クリミア戦争第一次世界大戦第二次世界大戦など世界の列強が関わる多くの主要な戦争での戦闘を経験した。イギリスは紛争に繰り返して勝利したことで、世界有数の軍事および経済大国の地位を確立した[10]

今日のイギリス軍は、75の船の艦隊を所有する外洋海軍であるイギリス海軍、および非常に特殊な水陸両用軽歩兵から構成されるイギリス海兵隊、主要な陸戦部隊であるイギリス陸軍固定翼機回転翼機の両方で構成される多様な運用艦隊を持ち技術的に洗練された空軍であるイギリス空軍により構成されている。イギリス軍は、常備軍、正規予備役英語版志願兵補充部隊および後援予備役英語版を有する。

軍の構成員が忠誠を宣誓する最高司令官英語版は、イギリスの君主で現在は国王チャールズ3世である。名目上であり国王大権首相ないし内閣助言に従い行使されるため、事実上の総指揮権は首相にある。イギリスの議会は平時の常備軍を禁じる権利の章典の定めに従い、少なくとも5年に1回毎に国軍法英語版を可決して、イギリス陸軍の存続を承認している。他の海軍、空軍、海兵隊など他の全ての軍部隊はこの法律の定めにない。イギリス軍は国防大臣が率いる国防省国防委員会英語版によって管理される。

イギリスは承認された核保有国5か国の一つで、国際連合安全保障理事会(国連安保理)の常任理事国とNATO軍事同盟の創設国でリード国でもあり、5か国防衛取極に関わる。イギリス本土のほか、アセンション島バーレーンバミューダイギリス領インド洋地域ブルネイカナダキプロスフォークランド諸島ドイツケニアモントセラトネパールカタールシンガポールに駐屯地などの施設を有している。

脚注

  1. ^ “オーカス、将来は日本参加も 英軍制服組トップが認識”. 時事通信. https://web.archive.org/web/20211021032257/https://www.jiji.com/sp/article?k=2021102100309&g=int 2021年10月23日閲覧。 
  2. ^ Figure is current as of 1 January 2019.
  3. ^ Where Are The Armed Forces Deployed This Festive Season?”. 21 March 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月24日閲覧。
  4. ^ IISS Military Balance 2019”. 15 February 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月24日閲覧。
  5. ^ https://sipri.org/sites/default/files/2019-04/fs_1904_milex_2018_0.pdf
  6. ^ Defence Expenditure of NATO Countries (2011-2018)” (PDF). en:NATO Public Diplomacy Division. 30 October 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。23 November 2018閲覧。
  7. ^ Armed Forces Act 1976, www.raf.mod.uk” (英語). Royal Air Force. 2009年3月2日閲覧。
  8. ^ The Mission of the Armed Forces Archived 2 February 2007 at the Wayback Machine., armedforces.co.uk
  9. ^ The Mission of the Armed Forces Archived 2 February 2007 at the Wayback Machine., armedforces.co.uk
  10. ^ Johnston, Douglas M.; Reisman, W. Michael (2008). The Historical Foundations of World Order. Leiden: Martinus Nijhoff Publishers. ISBN 978-9047423935. https://books.google.com/?id=dVuwCQAAQBAJ&lpg=PA538&pg=PA508#v=onepage&q&f=false , pp. 508-10.
  1. ^ Figure is current as of 1 January 2019. It includes 36,430 Volunteer Reserve personnel and 7,820 Other Personnel. Other Personnel includes the Serving Regular Reserve, Sponsored Reserves, Military Provost Guard Service, Locally Engaged Personnel and elements of the Full Time Reserve Service (FTRS)