イザベッラ・ディ・サヴォイア(Isabella di Savoia, 1591年3月11日 - 1626年8月26日)は、イタリアのサヴォイア家の公女で、モデナ公アルフォンソ3世の妻。夫の家督継承以前に死去したので、モデナ公爵夫人にはなっていない。
生涯
サヴォイア公カルロ・エマヌエーレ1世とその妻でスペイン王フェリペ2世の娘であるカタリーナ・ミカエラの間の次女として生まれた[1]。1608年2月22日にトリノにおいて、モデナ公チェーザレ・デステの長男アルフォンソと結婚した。結婚生活は非常に幸福なもので、アルフォンソは妻に深い愛情を捧げた。1626年にイザベッラが14番目の子供を出産した際に死去すると、アルフォンソは悲嘆にくれ、2度と再婚しなかった。
子女
夫との間には9男5女の14人の子女をもうけ、うち8人(6男2女)が成人した。
- チェーザレ(1609年 - 1613年)
- フランチェスコ(1610年 - 1658年) - モデナ公
- オビッツォ(1611年 - 1644年) - モデナ司教
- カテリーナ(1613年 - 1628年)
- チェーザレ(1614年 - 1677年)
- アレッサンドロ(1615年)
- カルロ(1616年 - 1679年)
- リナルド(1618年 - 1672年) - 枢機卿、レッジョ司教
- マルゲリータ(1619年 - 1692年) - 1647年、グアスタッラ公フェランテ3世と結婚
- ベアトリーチェ(1620年)
- ベアトリーチェ(1622年 - 1623年)
- フィリベルト(1623年 - 1645年)
- ボニファツィオ(1624年)
- アンナ(1626年 - 1690年) - 1656年、ミランドラ公アレッサンドロ2世・ピコ・デッラ・ミランドラと結婚
脚注
- ^ Savoy3