アンドレアス・デジャ(Andreas Deja、1957年 - )はウォルト・ディズニー・カンパニーのアニメーター。ポーランドのグダニスクで生まれたドイツ人である。
来歴
彼は1958年以来ドイツのディンスラーケン(w:Dinslaken)に住み、エッセンにあるフォルクヴァング・アカデミー(Folkwang-Schule)でグラフィックデザインについて学んだ。長期にわたってディズニーのアニメーション映画のファンであった彼は、1980年同社のスタジオに入社。彼が携わった最初の映画は『コルドロン』である。この間に彼と同映画の美術に携わっていたティム・バートンは小寝室を共有したという[1]。
デジャのスーパーバイジング・アニメーター[2]としての業績で最も知られているのは、ガストン(美女と野獣)、ジャファー(アラジン)、スカー(ライオン・キング)の三名のディズニー・ヴィランズである。また、現在はミッキーマウスのアニメーションのスペシャリストでもある。他にも主人公格のキャラクターを数多く担当している。
彼の最も新しい担当作品は、2007年に公開された映画『魔法にかけられて』のナリッサ女王である。
2007年の第34回アニー賞で、デジャはウィンザー・マッケイ賞を授与された。
スーパーバイジング・アニメーターの経歴
括弧内の公開年はアメリカ合衆国のもの。
脚注
- ^ しかし当時バートンはディズニーに馴染むことができず、デジャとも互いに無視するような間柄だった。[1]
- ^ 日本と異なり米国のアニメーション制作は、基本的にキャラクターごとにアニメーターの班が割り当てられる。スーパーバイジング・アニメーターとはその班で指揮をとる役目のことである。
外部リンク