アンソニー・ヤード(Anthony Yarde、1993年8月13日 - )は、イギリスのプロボクサー。ロンドン出身。
2015年5月9日、プロデビュー戦を行い2回15秒KO勝ち。
2017年5月20日、ロンドンのカッパー・ボックスにてジャーボンテイ・デービス対リアム・ウォルシュの前座でクリス・ホブスと英国南部ライトヘビー級王座決定戦を行い、4回2分51秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[1]。
2017年7月8日、ロンドンのカッパー・ボックスにてWBOヨーロピアンライトヘビー級王者リチャード・バラニーと対戦し、1回2分21秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[2]。
2017年9月16日、ロンドンのカッパー・ボックスにてビリー・ジョー・ソーンダース対ウィリー・モンロー・ジュニアの前座でノルベルト・ネメサパティとWBOインターコンチネンタルライトヘビー級王座決定戦を行い、3回終了時に棄権によるTKO勝ちを収め、王座獲得に成功するとともにWBOヨーロピアン王座の初防衛に成功した[3]。
2019年8月24日、ロシア・チェリャビンスクのトラクター・スポーツ・パレスにてWBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフに挑戦し、8回にストップ寸前までコバレフを追い詰めるも、プロ初黒星となる11回2分4秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[4]。
2020年12月5日、ロンドンのチャーチ・ハウスにてコモンウェルスライトヘビー級王者リンドン・アーサーとWBOインターコンチネンタルライトヘビー級王座決定戦を行い、12回1-2の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[5]。
2021年12月4日、ロンドンのカッパー・ボックスにてWBOインターコンチネンタル・コモンウェルスライトヘビー級王者リンドン・アーサーと再戦し、4回1分27秒KO勝ちを収め王座獲得に成功するとともにリベンジを果たした[6]。
2023年1月28日、ロンドンのウェンブリー・アリーナでWBC・IBF・WBO世界ライトヘビー級統一王者アルツール・ベテルビエフに挑戦し、8回2分1秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[7]。
2024年5月、WBC・IBF・WBO世界ライトヘビー級統一王者アルツール・ベテルビエフとWBA世界ライトヘビー級スーパー王者ディミトリー・ビボルの4団体王座統一戦が、ベテルビエフの半月板損傷により延期されたため、WBOはWBO世界ライトヘビー級1位のジョシュア・ブアツィと3位のヤードにWBO世界ライトヘビー級暫定王座決定戦を行うよう指令した[8]。その後、ヤードは自身の所属するクイーンズベリー・プロモーションズとの契約上の問題を理由にブアツィとの対戦に応じなかったため、WBOはブアツィにWBO世界ライトヘビー級2位のウィリー・ハッチンソンと対戦するよう命じた[9]。