『アンソニーのハッピー・モーテル』(原題:Bottle Rocket)は1996年のアメリカ合衆国のコメディ映画。日本では劇場未公開だが、2010年3月19日にDVDが発売されている。
概要
ウェス・アンダーソン監督の商業映画デビュー作であり、テキサス大学在学中に出会った友人オーウェン・ウィルソンと共同執筆した脚本を映画化した13分の短編映画『Bottle Rocket』(1994年)[2]が注目され、ジェームズ・L・ブルックス監督らに認められたことから、長編映画としてリメイクしたのが本作である[3]。原作となった短編映画でもオーウェン・ウィルソンとルーク・ウィルソンの兄弟が主人公の2人を演じているが、その経緯は、当初プロの俳優を起用する予定だったが、資金不足のため、映画出演の経験のないウィルソン兄弟が演じることになった[4]というもので、長編映画としてほぼ同じキャストでリメイクされた本作は、結果としてオーウェンとルークの俳優としての商業映画デビュー作となった[3]。また、本作ではオーウェンとルークの兄で既に俳優として活動していたアンドリュー・ウィルソンも脇役で出演しており、ウィルソン3兄弟の共演作となっている。
あらすじ
アリゾナ州、精神が病んでいた無職のアンソニーは、昔の仲間だったディグナンに誘われて、強盗で一発当てようという相談に乗る。車の運転担当として、兄にコンプレックスを持つボブが加わり、3人は手はじめに郊外書店を襲撃して成果をあげる。その後泊ったモーテルの客室係・イネスに、アンソニーは一目ぼれしてしまう。ボブの一時逃走もあったが、増えた仲間で今度は兵器工場の金庫を狙う。しかし度重なるドジで計画は失敗、ディグナンは刑務所に送られる。
キャスト
賞歴
- 第5回MTVムービー・アワード
脚注
外部リンク
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