アレイショ=プラティニ・メンガ(Aleixo-Platini Menga、1987年9月29日 ‐ )は、アンゴラ出身でドイツ国籍の陸上競技選手。専門は短距離走。200mの自己ベストはドイツ歴代3位の20秒27。2015年世界リレー男子4×200mリレーの銅メダリストである。
経歴
2012年6月9日、オリンピックドイツ予選の男子200mで20秒33(+1.9)をマーク。これはトビアス・ウンガー(20秒20)、フランク・エンメルマン(英語版)(20秒23)に次ぐドイツ歴代3位の好記録で、27日から開幕するヨーロッパ選手権のメダル獲得も期待されたが、練習中に靭帯を断裂してしまい、手術をして残りのシーズンを棒に振った[1]。
2015年5月、世界リレーに出場すると、男子4×100mリレーは1走を務め、39秒40をマークしての8位入賞に貢献した。男子4×200mリレーでは3走を務め、予選で1分21秒46のドイツ記録を樹立。決勝は1分22秒65と予選よりタイムを落としたものの、ジャマイカ(1分20秒97)、フランス(1分21秒49)に次ぐ3位に入り、銅メダル獲得に貢献した[2]。オリンピックと世界選手権も含め、世界大会のリレー種目におけるドイツ男子勢のメダル獲得は、1993年シュトゥットガルト世界選手権の4×400mリレーで銅メダルを獲得して以来、22年ぶりだった。
2015年8月、北京世界選手権の男子4×100mリレーでアンカーを務めると[注 1]、決勝ではドイツ記録(38秒02)に迫る38秒15をマークして5位に入ったが、ゴール後に2位のアメリカがオーバーゾーンで失格となり、ドイツの順位は4位に繰り上がった[3][4]。3位のカナダとは0秒02差で、この種目におけるドイツ勢初のメダルを惜しくも逃した。
2016年5月14日、クレアモントで開催された大会の男子200mで20秒27(0.0)の自己ベストをマーク。4年ぶりに自己ベストを0秒06更新し、20秒2台に突入した。
2016年7月29日、マンハイムで開催された大会の男子100mで10秒15(+1.8)をマークし、自己ベストを2年ぶりに0秒04更新した。
自己ベスト
記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 |
記録 |
年月日 |
場所 |
備考
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屋外
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100m |
10秒15 (+1.8) |
2016年7月29日 |
マンハイム |
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200m |
20秒27 (0.0) |
2016年5月14日 |
クレアモント |
ドイツ歴代3位
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屋外
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60m |
6秒66 |
2014年2月22日 2017年2月18日 |
ライプツィヒ |
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200m |
20秒86 |
2017年2月11日 |
ライプツィヒ |
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主要大会成績
備考欄の記録は当時のもの
脚注
注釈
出典
外部リンク