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この項目では、1993年まで大井競馬場で行われていた重賞競走について説明しています。2001年まで大井競馬場で行われていた重賞競走については「東京王冠賞」を、ホッカイドウ競馬の重賞競走については「王冠賞」を、中央競馬や他の地方競馬で「アラブ王冠」「アラブ王冠賞」の名称で行われていた競走については「アラブ王冠 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
アラブ王冠賞(アラブおうかんしょう)は、特別区競馬組合が大井競馬場で施行していた地方競馬のアングロアラブ種による競走である。
概要
南関東でデビューし中央競馬でも勝ち星を挙げたホウセントの功績を讃え、1955年に「南関東3歳時出走馬限定」[1]のアングロアラブ4歳馬によるハンデキャップ重賞ホウセント記念として創設。1966年に負担重量が賞金別定戦となり、翌1967年には「南関東3歳時出走馬限定」の条件が外れた上で競走名もアラブ王冠賞に変更。1968年には負担重量が馬齢別定戦となっている。この競走はアラブダービー、千鳥賞とともに、南関東アラブ三冠競走の最終戦であった。
しかし、南関東におけるアングロアラブ系馬の在厩頭数の減少に伴い、1993年をもって廃止された。
歴代優勝馬
- 競走名:第1~12回 「ホウセント記念」、第13回〜 「アラブ王冠賞」
- 負担重量:第1回~第11回:ハンデキャップ、第12回~13回:別定戦(54キロ・獲得賞金250万円以上50万円ごとに1キロ増)、第14回:別定(馬齢)
- 時計:第1~4回 1/5秒表示、第5回~ 1/10秒表示
- 優勝馬の馬齢は、現表記を用いている。
各回競走結果の出典
- 特別区競馬組合編『大井競馬のあゆみ : 特別区競馬組合50年史』特別区競馬組合、2001年、360-361頁。
脚注
注釈
- ^ イナリトウザイの強さに畏れをなした他馬が次々に回避したため、出走希望頭数が5頭に達せず競走不成立となった。
出典
関連項目