アナバーブルー

アナバーブルー
シャルル=エリック・ミモニの勝負服
欧字表記 Anabaa Blue[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1998年4月12日(26歳)[2]
Anabaa[1]
Allez Les Trois[1]
母の父 Riverman[1]
生国 イギリスの旗 イギリス[1]
生産者 Haras D'Etreham and M3 Elevage[2]
馬主 Charles Mimouni[2]
調教師 Carlos Lerner[2]
競走成績
生涯成績 14戦4勝[1]
獲得賞金 £522,939[2]
勝ち鞍
GI ジョッケクルブ賞 2001年
GII ノアイユ賞 2001年
GII シャンティイ大賞 2002年
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アナバーブルー (Anabaa Blue[1]) は、イギリス生産のフランス競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に2001年ジョッケクルブ賞ノアイユ賞2002年シャンティイ大賞

経歴

  • 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[2] の情報に基づく。

2002年9月15日、シャンティイ競馬場のヴィユボン賞でデビューし3着ののち、2戦目ロンシャン競馬場のブライソン賞も3着として未勝利のまま2歳戦を終える。3歳となった2001年、初戦のメゾンラフィット競馬場のアクアティントII賞で初勝利を挙げ、続くノアイユ賞で重賞初勝利を挙げる。リュパン賞チチカステナンゴにクビ差届かない2着だったが、次のジョッケクルブ賞ではチチカステナンゴに半馬身差つけてG1競走初勝利を挙げた。鞍上のクリストフ・スミヨンにとっては21歳の誕生日を翌日に控えた勝利で、「今日は私の人生で最良の日。リュパン賞では不運があったが、今日はアナバーブルーの日だった」と振り返った[3]キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスガリレオの7着に終わったのち休養に入り、秋はニエル賞から始動してゴーランの2着。凱旋門賞でもサキーの9着に終わった。

古馬となった2002年は、初戦のガネー賞5着ののち、続くシャンティイ大賞を制して約1年ぶりの勝利を挙げた。その後はサンクルー大賞でアンジュガブリエルの5着[4]、休養を挟んでフォワ賞アクアレリストの2着[5]、凱旋門賞でマリエンバードの7着となり、この年限りで競走馬を引退した。

競走成績

以下の内容は、Racing Post[2] の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番
(Draw)
馬番
(horse No.)
着順 騎手 斤量(st./lb./kg換算) タイム 着差 勝ち馬/(2着)馬
2000.09.15 シャンティイ ヴィユボン賞 芝1m (Gd) 09 06 03着 C. スミヨン 9-2(128/58) (3馬身 1/4) Glowing Beam
0000.10.15 ロンシャン ブライソン賞 芝1m (Sft) 05 04 03着 V. ヴァイオン 9-0(126/57) (2馬身 1/4) Leger
2001.03.02 メゾンラフィット アクアティントII賞 芝1m2f (Hy) 07 04 01着 C. スミヨン 9-0(126/57) 2:19.70 3馬身 (Art Contemporain)
0000.04.08 ロンシャン ノアイユ賞 G2 芝1m3f (Hy) 06 03 02 01着 C. スミヨン 9-2(128/58) 2:35.09 6馬身 (Gris De Fer)
0000.05.13 ロンシャン リュパン賞 G1 芝1m2 1/2f (Gd) 05 01 05 02着 C. スミヨン 9-2(128/58) (クビ) Chichicastenango
0000.06.03 シャンティイ ジョッケクルブ賞 G1 芝1m4f (Gd) 14 02 06 01着 C. スミヨン 9-2(128/58) 2:27.90 1/2馬身 (Chichicastenango)
0000.07.28 アスコット キングジョージVI&QEダイヤモンドS G1 芝1m4f (GF) 12 04 08 07着 C. スミヨン 8-9(121/55) (15馬身 1/2) Galileo
0000.09.16 ロンシャン ニエル賞 G2 芝1m4f (Gd) 07 05 04 02着 C. スミヨン 9-2(128/58) (3/4馬身) Golan
0000.10.07 ロンシャン 凱旋門賞 G1 芝1m4f (Hy) 17 17 12 09着 C. スミヨン 8-11(123/55.5) (15馬身 1/2) Sakhee
2002.04.28 ロンシャン ガネー賞 G1 芝1m2 1/2f (Gd) 07 05 04 05着 C. スミヨン 9-2(128/58) (2馬身 3/4) Aquarelliste
0000.06.09 シャンティイ シャンティイ大賞 G2 芝1m4f (Gd) 11 12 06 01着 C. スミヨン 8-11(123/55.5) 2:28.10 1馬身 1/2 (Ange Gabriel)
(St Expedit)
0000.06.30 サンクルー サンクルー大賞典 G1 芝1m4f (Gd) 06 06 05 05着 C. スミヨン 9-8(134/60.5) (6馬身 1/4) Ange Gabriel
0000.09.15 ロンシャン フォワ賞 G2 芝1m4f (GF) 05 03 03 02着 C. スミヨン 9-2(128/58) (1馬身) Aquarelliste
0000.10.06 ロンシャン 凱旋門賞 G1 芝1m4f (Gd) 16 08 05 07着 C. スミヨン 9-5(131/59.5) (4馬身 1/4) Marienbard
  • Draw:枠番、Horse No.:馬番
  • 馬場状態: Fm=Firm, GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft, Y=Yielding, YSft=Yielding to Soft, Sft=Soft, Hy=Heavy
  • 着差:dht=dead heat(同着), nse=nose(ハナ), shd=short head(短頭), hd=head(アタマ), nk=neck(クビ), l=length(馬身), dist=distance(大差)

種牡馬時代

2003年から種牡馬入りしている。

主な産駒

血統表

アナバーブルー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ダンジグ系
[§ 2]

Anabaa
1992 鹿毛
父の父
Danzig
1977 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
父の母
Balbonella
1984 黒鹿毛
*ゲイメセン Vaguely Noble
Gay Missile
Bamieres Riverman
Bergamasque

Allez Les Trois
1991 栗毛
Riverman
1969 鹿毛
Never Bend Nasrullah
Lalun
River Lady Prince John
Nile Lily
母の母
Allegretta
1978 栗毛
Lombard Agio
Promised Lady
Anatevka Espresso
Allmyra
母系(F-No.) (FN:9-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Riverman 4 × 2 = 31.25%、Nearco 5 × 5 = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [7]
  2. ^ [8]
  3. ^ [7]
  4. ^ [7][8]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j Anabaa Blue(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g Anabaa Blue(GB) form”. Racing Post. 2020年4月18日閲覧。
  3. ^ Danielle Lahalle (4 June 2001). “Outsider Anabaa Blue wins French Derby”. Reuters. 2020年4月18日閲覧。
  4. ^ アンジュガブリエルが引退、種牡馬入り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年12月5日). 2020年4月18日閲覧。
  5. ^ 凱旋門賞前哨戦結果”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2002年9月16日). 2020年4月18日閲覧。
  6. ^ Spirit One(FR)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月18日閲覧。
  7. ^ a b c Anabaa Blue(GB) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月18日閲覧。
  8. ^ a b c Anabaa Blueの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月18日閲覧。

外部リンク

先代
イギリスの旗ホールディングコート
仏ダービー馬
2001年
次代
フランスの旗スラマニ