ふゆしお (潜水艦・2代)

ふゆしお
基本情報
建造所 川崎重工業 神戸工場
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 はるしお型
艦歴
計画 平成3年度計画
発注 1991年
起工 1991年12月12日
進水 1994年1月22日
就役 1995年3月7日
2011年3月15日(練習潜水艦に種別変更)
除籍 2015年3月6日
その後 2016年4月、江田島にて解体処分
要目
基準排水量 2,450t
水中排水量 3,200t
全長 77.0m
最大幅 10.0m
深さ 10.5m
吃水 7.7m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
川崎 12V25/25Sディーゼルエンジン × 2基
発電機 × 2基
電動機 × 1基
蓄電池 × 480個
出力 水上 3,400PS
水中 7,200PS
推進器 7翼スクリュープロペラ × 1軸
速力 水上 12kt
水中 20kt
潜航深度 500mから550m程度
乗員 75名
兵装 HU-603B 533mm魚雷発射管 × 6門
89式長魚雷およびハープーン対艦ミサイルを発射可能)
C4ISTAR ZYQ-2B 潜水艦指揮管制装置
レーダー ZPS-6 対水上
ソナー ZQQ-5B 統合式
ZQR-1 曳航式
探索装置・
その他装置
潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLA-7 ECM
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ふゆしおローマ字JS Fuyushio, SS-588, TSS-3607)は、海上自衛隊潜水艦はるしお型潜水艦の6番艦。艦名はから由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、なつしお型潜水艦ふゆしお」(SS-524)に続き2代目にあたる。

艦歴

「ふゆしお」は、中期防衛力整備計画に基づく平成3年度計画2400トン型潜水艦8103号艦[1]として、川崎重工業神戸工場1991年12月12日に起工され、1994年1月22日に進水、同年9月1日に公試開始、1995年3月7日に就役し、第1潜水隊群第6潜水隊に編入されに配備された。

1996年8月27日から11月28日までの間、ハワイ派遣訓練に参加。

1997年3月12日、隊番号の改正により第6潜水隊が第3潜水隊に改称。

2011年3月15日そうりゅう型潜水艦の3番艦「はくりゅう」の就役にともない練習潜水艦に種別変更され艦籍番号がTSS-3607変更。潜水艦隊直轄第1練習潜水隊(呉基地)に編入された。この際、魚雷を陸揚げし、魚雷発射管室に実習員講堂を配置するなどの改装を行っている。

2013年9月20日から9月28日、海上自衛隊主催合同軍事演習「パシフィック・リーチ2013」に参加。

2015年3月6日、除籍。定係港は呉であった。

歴代艦長

歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
1 渡部年晴 1995.3.7 - 1995.12.19 皇學館大
25期幹候
ふゆしお艤装員長 潜水艦隊司令部
2 矢野一樹 1995.12.19 - 1997.3.25 防大22期 潜水艦教育訓練隊付 東京業務隊付
3 田中太彦 1997.3.26 - 1998.8.9 防大23期 はるしお艦長 横須賀基地業務隊補充部付
4 土肥弘実 1998.8.10 - 2001.3.22 防大25期 潜水艦隊司令部付 海上自衛隊幹部学校
5 籠合貴年 2001.3.23 - 2003.1.9 潜水艦教育訓練隊 潜水艦教育訓練隊教育科長
6 中村 真 2003.1.10 - 2004.9.12   潜水艦教育訓練隊 はましお艦長
7 渡邊智弘 2004.9.13 - 2005.7.31 潜水艦教育訓練隊
8 松本真一 2005.8.1 - 2008.3.25 防大31期 潜水艦隊司令部 潜水艦隊司令部幕僚
9 笹木雅仁 2008.3.26 - 2009.11.30 防大31期 潜水艦教育訓練隊 そうりゅう艦長
10 天野浩一 2009.12.1 - 2012.2.23 防大32期 呉地方総監部防衛部 海上自衛隊第1術科学校教官 3等海佐
11 東川知己 2012.2.24 - 2014.3.31   なるしお艦長 潜水艦隊司令部
12 喜多村宗範 2014.4.1 - 2015.3.6   まきしお艦長 第1潜水隊群司令部

脚注

  1. ^ DSI 現有艦艇一覧 Archived 2008年12月1日, at the Wayback Machine.

参考文献

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船 増刊第665集 海上自衛隊潜水艦史』(海人社、2006年)

関連項目

外部リンク