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沼津港大型展望水門びゅうお(ぬまづこう おおがたてんぼうすいもん びゅうお)は、東海地震の津波を防ぐ目的で沼津港に造られた水門[1]。
津波避難施設としての役割も持ち、平常時は展望施設として使用されている。
解説
びゅうおは、沼津港の内港から外港に出るところに設けられ、水門扉は重量406 t、幅40 m、高さ9.3 m[2]で、日本最大級となっている[1]。地震計で250ガル以上、震度5強以上の地震を検知すると自動的に閉まり[3]、約5分で完全閉鎖する[4]。
両岸に13人乗りのエレベーターが1基ずつ設置され、展望回廊まで人を運ぶ。外部に非常階段も設置されているが平常時には利用できない。
1996年(平成8年)度に調査設計に着手し[4]、9年の歳月と総事業費43億円をかけ[4]、2004年(平成16年)9月26日に運用を開始した。
「びゅうお」の名称は、一般からの公募により景色・眺め等を意味する「VIEW」と魚の「うお」から命名された[3]。完成から約1年で14万人が見学に訪れた[4]。
展望施設として
地上より約30 mの高さに展望回廊の床を設置[2]、両岸の機械室の周囲を展望回廊が囲み、両岸の間は幅4 m、長さ約30 mの連絡橋で繋いでいる[2]。全ての展望回廊を含めれば360度の展望がある。北から西にかけて、愛鷹山、富士山、箱根山、沼津アルプス。南に達磨山。西に駿河湾と夕日が望める。2019年現在、入場料は1人100円、子供50円。
ギャラリー
脚注
外部リンク
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