とば (特務艇)

とば
基本情報
建造所 ホジソン・グリーン・ハルデマン造船所英語版
運用者  アメリカ陸軍
 海上自衛隊
艦種 曳船
特務艇
艦歴
竣工 1944年6月[注 1]
就役 1955年3月2日(曳船に類別)
1956年2月16日(特務艇に類別変更)
除籍 1965年3月31日
要目
基準排水量 390 トン
満載排水量 395トン
全長 39.0 m
最大幅 8.5 m
深さ 4.4 m
吃水 3.6 m
主機 ディーゼル × 1基
出力 1,200 PS
推進器 スクリュープロペラ × 1軸
速力 11 ノット
乗員 22 名
兵装 なし
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とばローマ字JDS Toba, YT-23、AST-421)は、海上自衛隊曳船、特務艇。前身は、アメリカ陸軍が建造した大型港内曳船であった。同名の日本の艦艇としては、大日本帝国海軍河用砲艦鳥羽」に続き2代目に当たる。

概要

本艇は、アメリカ陸軍が建造した大型港内曳船の1隻である「LT-392」が前身である。船体構造は木造であった[2]

1955年3月2日海上自衛隊に供与され、支援船籍の「曳船23号」(YT-23)となり、翌1956年2月16日には自衛艦籍の特務艇に類別変更され「とば」(AST-421)と改名。横須賀地方隊に配備された[3]

当時「とば」は海上自衛隊が保有する最大の曳船であったが、本艇を必要とするほどの大型艦艇を当時の海自が保有していなかったこともあって持て余し気味であった。通常の港湾業務に使うにしても曳船としては船型過大であり、訓練標的の曳航などに用いられるほかは横須賀基地に係留状態であることも多かったとされる[2][3]

1965年3月31日に除籍、返還された[2]

艦歴

1944年6月アメリカカリフォルニア州ロングビーチホジソン・グリーン・ハルデマン造船所英語版にて竣工。アメリカ陸軍大型港内曳船LT-392」となる。

1955年3月2日海上自衛隊に供与され、支援船籍の「曳船23号」(YT-23)となる。

1956年2月16日、自衛艦籍の特務艇に類別変更され「とば」(AST-421)と改名。横須賀地方隊に配備。

1965年3月31日、除籍・返還。

脚注

注釈

  1. ^ 1944年10月とも[1]

出典

  1. ^ HODGSON-GREENE-HALDEMAN”. www.shipbuildinghistory.com (2021年8月31日). 2023年3月12日閲覧。
  2. ^ a b c 高田泰光 他「海上自衛隊全艦艇史」『世界の艦船 11月号増刊』第869号、海人社、2017年10月、52頁、ASIN B075YP4PHS 
  3. ^ a b 大野鷹雄 他「海上自衛隊艦艇シリーズ 補助艦艇II」『スペシャル』第70号、潮書房、1982年12月、59頁。 

関連項目