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この項目では、岡田和人の漫画について説明しています。了春刀の漫画については「イビツ」をご覧ください。 |
『いびつ』は、岡田和人による日本の漫画。秋田書店発行の漫画雑誌『ヤングチャンピオン』(第2第4火曜日発売)にて、2010年NO.8から2013年NO.3まで連載。単行本は全7巻が秋田書店(ヤングチャンピオンコミックス)から刊行されている。
なお、2016年から連載が開始された「ぱンすと。」には、その後の世界観として高校や、アダルトショップ『ファンシー』、二人が住んでいた家が登場する。
2013年に映画化された。
あらすじ
アダルトショップ『ファンシー』に勤務する柿口啓吾は、電車で女子高生・森高円に痴漢と疑われて、彼女に弱みを握られてしまう。そんな円が、何故か半ば強引に啓吾の自宅に転がり込み、2人の“いびつ”な同居生活が始まった。
登場人物
- 柿口 啓吾(かきぐち けいご)
- 本作の主人公。アダルトショップ『ファンシー』に勤務する青年。22歳。童貞。背が低く童顔なため、子供と間違われやすい。
- 理想の身体を求めて、日々人形製作に没頭している。人と接することが苦手。ネットでは「オナホ王子」として有名。
- 森高 円(もりたか まどか)
- 本作のヒロイン。華奢なプロポーションと長い黒髪を持つ女子高生。2年3組在籍。17歳。容姿は良いが、歪んだ性格でサディスティックな性癖を持つ。
- 柿口を痴漢と誤解している。両親は離婚しており、家族を含め他人とは一切関わろうとしない。家出をして、半ば強引に柿口の自宅へ押しかける。
- 東との仲を誤解したメグに、顔に硫酸をあびせかけられ、入院。その後、母親によって強制的に柿口の家から退去させられる。退院後は、柿口を探しに行く途中で電車事故に遭った。
- アケミ
- 『ファンシー』のオーナー。様々な職歴がある模様。柿口に多大の期待をしている。
- 元さん(もとさん)
- 浪漫倶楽部第37代部長。前作『すんドめ』から引き続いて登場。相変わらずのアナルマニア。なんだかんだ理由をつけて店の商品をタダで持っていく。
- ヒロシ
- 円の同級生。円に言い寄る。
- 東(あずま)
- 『ファンシー』の客で、円の高校の臨時教師。生徒からは「さわやかくん」と呼ばれている。円に興味を持ち、近付く。
- 太田 メグ(おおた メグ)
- 円の親友。東に心惹かれている。
- 保谷(ほうや)
- 柿口の人形作り仲間。
- 黒毛(くろげ)
- 柿口の人形作り仲間。愛車はアルファロメオ・155。「確かに 確かに」が口癖。
書誌情報
映画
2013年2月2日公開。
キャスト
スタッフ
- 原作:岡田和人『いびつ』(秋田書店刊)
- 監督・脚本:森岡利行
- 製作:酒匂暢彦、大橋孝史
- プロデューサー:岡良亮、上野境介
- 撮影:工藤哲也
- 編集:和田剛
- 音楽:野島健太郎
- 助監督:永江二朗
- 制作プロダクション:キャンター
- 配給・宣伝:チャンスイン、キャンター
- 製作会社:チャンスイン、ジョリー・ロジャー
外部リンク