『女神異聞録ペルソナ』と『ペルソナ2罪・罰』に登場。意識と無意識の狭間に住んでおり、絶えず人間を見守る高位の存在。心理学において神とも同一視される普遍的無意識の化身であり、陽の面を示す。フィレモンは時に人々に夢を介して啓示を与え、良き方向へ導く。「ペルソナ様」という特定の儀式(イニシエーション)を行うと、眠りの中でフィレモンが現れる。そこで最初の試練、自分が何者であるかを認識する(名前を言う)ことが出来れば、その者はペルソナ能力を開花させる可能性がある。人前では蝶をモチーフにした仮面を被る紳士の姿。蝶は精神の象徴である。素顔を見せても、その容貌は見た人によって異なる。彼自身も強力なペルソナ使いである。
従者にはベルベットルームを管理するイゴール、ナナシ、ベラドンナなどがいる。
なお、大昔に彼の存在があった様子でいずれのシリーズにも「比麗文(ひれもん)」および「比麗文上人(ひれもんじょうにん)」という人物が残した遺跡があり、「鳴羅門火手怖(なるらとほてふ)」という名も残っている。