伊藤隆(1932年10月16日—2024年8月19日)是一名日本歷史學家、東京大學名譽教授,專攻為日本近現代政治史。其主要功績為昭和戰前期政治史研究、近代日本史料的發掘和公開等。亦為「日本教育再生機構」顧問、新歷史教科書編寫會元理事、國家基本問題研究所理事。
簡歷
- 1958年(昭和33年):東京大学文学部国史学科畢業
- 1958年(昭和33年):私立高千穗高等學校任教
- 1961年(昭和36年):東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻修士課程畢業
- 1961年(昭和36年):東京大学社会科学研究所助手
- 1968年(昭和43年):東京都立大学法学部助教授
- 1971年(昭和46年):東京大学文学部助教授
- 1981年(昭和56年):東京大学文学部教授
- 1993年(平成5年):東京大学名譽教授、亞細亞大學日本文化研究所教授
- 1996年(平成8年):埼玉大学大学院政策科学研究科教授
- 1997年(平成9年):政策研究大学院大学政策情報研究中心教授
- 2005年(平成17年):政策研究大学院大学研究員(2008年退職)
人物
關係者
大學期間師從下村富士男、林茂,大学時代的同學則包括佐藤誠三郎、渡邊昭夫,其中後者和伊藤共同擔任中曾根康弘回憶錄『天地有情』中的訪問者。
他在東大文学部任教的時候,門下生包括有馬學、佐佐木隆、季武嘉也、村瀨信一、加藤陽子、古川隆久、長井純市、劉傑、御廚貴等。歷史學家福地惇雖然同為指導学生,但是因為教科書調査官時代的舌禍事件和「編寫會」的內部紛爭,所以事實上處於破裂狀態,御廚則因為政策研究大学院大学時代研究計劃而導致處於對立狀態。包括北岡伸一、酒井哲哉等,亦曾在著作中寫到他們受到伊藤学問相當大的影響。山本一生也是他的指導學生。
著書
單著
- 『昭和初期政治史研究――ロンドン海軍軍縮問題をめぐる諸政治集団の対抗と提携』(東京大学出版会、1969年)
- 『日本の歴史(30) 十五年戦争』(小学館、1976年)
- 『大正期「革新」派の成立』(塙書房、1978年)
- 『昭和十年代史断章』(東京大学出版会、1981年)
- 『昭和期の政治』(山川出版社、1983年)
- 『近衛新体制――大政翼賛会への道』(中公新書709、中央公論社、1983年/講談社学術文庫、2015年)
- 『昭和史をさぐる』(光村図書出版(上・下)、1984年/朝日文庫(全1巻)、1992年/吉川弘文館〈読みなおす日本史〉、2013年)
- 『昭和期の政治 続』(山川出版社、1993年)
- 『近代日本の人物と史料』(青史出版、2000年)
- 『昭和史の史料を探る』(青史出版、2000年)
- 『日本の近代(16) 日本の内と外』(中央公論新社、2001年/中公文庫〈シリーズ日本の近代〉、2014年)
- 『評伝 笹川良一』(中央公論新社、2011年)
- 『歴史と私――史料と歩んだ歴史家の回想』(中公新書2317、中央公論新社、2015年)
編著
- 『日本近代史の再構築』(山川出版社、1993年)
- 『山県有朋と近代日本』(吉川弘文館、2008年)
共著
- 『人類は戦争を防げるか――日・米・中・国際シンポジウム』(兒島襄・劉傑ほか共著、文藝春秋、1996年)
- 『二・二六事件とは何だったのか』(藤原書店、2007年)
共編著
- 『近代日本研究入門』(中村隆英共編、東京大学出版会、1977年、増補版1983年)
- 『近現代日本人物史料情報辞典(1-4巻)』(季武嘉也共編、吉川弘文館、2004-11年)
- 『史料検証日本の領土』(百瀨孝共編、河出書房新社、2010年8月)
- 『中学社会 新しい日本の歴史』(育鵬社、編集部ほか共編著、2012年‐)※文科省検定教科書
- 『もう一度学ぶ日本史』(育鵬社、2016年7月)
編纂史料
- 『木戸幸一日記(上・下) 』(木戸日記研究会編、東京大学出版会、1966年)
- 『木戸幸一関係文書』(木戸日記研究会編、東京大学出版会, 1966年)
- 『現代史を創る人びと(全4巻)』(中村隆英・原朗共編、毎日新聞社、1971-1972年)
- 『小川平吉関係文書(全2巻)』(小川平吉文書研究会編、みすず書房、1973年)
- 『伊藤博文関係文書(全9巻)』(伊藤博文関係文書研究会編、塙書房、1973-1981年)
- 『現代史資料(44)国家総動員2 政治』(今井清一共編、みすず書房、1974年)
- 『上原勇作関係文書』(上原勇作関係文書研究会編、東京大学出版会、1976年)
- 『木戸幸一日記――東京裁判期』(木戸日記研究会編、東京大学出版会、1980年)
- 『真崎甚三郎日記(全6巻)』(伊藤ほか編、山川出版社、1981-1987年)
- 『海軍大将小林躋造覚書』(野村実共編、山川出版社、1981年)
- 『大正初期山県有朋談話筆記――政変思出草』(入江貫一著、山川出版社、1981年)
- 『本庄繁日記(全2巻)』(伊藤ほか編、山川出版社、1982-83年)
- 『井川忠雄日米交渉史料』(塩崎弘明共編、山川出版社、1982年)
- 『徳富蘇峰関係文書(全3巻)』(伊藤ほか編、山川出版社、1982-87年)
- 『続・現代史資料(4)陸軍 畑俊六日誌』(照沼康孝共編、みすず書房、1983年)
- 『重光葵手記』(渡邉(渡辺)共編、中央公論社、1986年)
- 『続 重光葵手記』(渡邉行男共編、中央公論社、1988年)
- 『牧野伸顕日記』(広瀬順晧共編、中央公論社、1990年)
- 『東條内閣総理大臣機密記録 東條英機大將言行録』(伊藤ほか編、東京大学出版会、1990年)
- 『尾崎三良日記(全3巻)』(尾崎春盛共編、中央公論社、1991-1992年)
- 『石射猪太郎日記』(劉傑共編、中央公論社、1993年)
- 『品川弥二郎関係文書(全5巻)』(同編纂委員会共編、尚友倶楽部、1993-2003年)
- 『東京大学年報(全6巻)』(東京大学史史料研究会編、東京大学出版会、1993-1994年)
- 『続・現代史資料(5)海軍 加藤寛治日記』(みすず書房、1994年)
- 『松本学日記』(広瀬順晧共編、山川出版社、1995年)
- 『二・二六事件 判決と証拠』(北博昭共編、朝日新聞社、1995年)
- 『町田忠治(伝記編・史料編)』(町田忠治伝記研究会編、桜田会、1996年)
- 『明治人による近代朝鮮論』(監修、20巻中7巻のみ刊行、ぺりかん社、1997-2000年)
- 『有馬頼寧日記(全5巻)』(尚友倶楽部共編、山川出版社、1997-2003年)
- 『巣鴨日記』(笹川良一著・伊藤ほか校訂、中央公論社、1997年)
- 『佐藤栄作日記(全6巻)』(朝日新聞社, 1997-1999年)
- 『水野錬太郎回想録・関係文書』(尚友倶楽部・西尾林太郎共編、山川出版社、1999年)
- 『鳩山一郎・薫日記(上・下)』(季武嘉也共編、中央公論新社、1999年)
- 『高木惣吉 日記と情報(上・下)』(みすず書房、2000年)
- 『石橋湛山日記 昭和20年-31年(上・下)』(みすず書房、2001年)
- 『現代史を語る――内政史研究会談話速記録 (全4巻)』(監修、内政史研究会編、現代史料出版、2000-2007年)
- 『(1)荻田保』
- 『(2)三好重夫』
- 『(3)桂皋』
- 『(4)松本学』
- 『最高戦争指導会議記録・手記』(重光葵著・武田知己共編、中央公論新社、2004年)
- 『山縣有朋関係文書 (1~3巻)』(尚友倶楽部・同編纂委員会編、山川出版社、2005-08年)
- 『木戸孝允関係文書 (1~4巻)』(木戸孝允関係文書研究会編、東京大学出版会, 2005年-)全5巻
- 『笹川良一と東京裁判 (全3巻+別巻)』(笹川良一著、中央公論新社、2007-08年、別巻2010年)
- 『元帥畑俊六回顧録』(軍事史学会編・原剛と監修、錦正社、2009年)
- 『斎藤隆夫日記 (上・下)』(中央公論新社、2009年)
回顧談
※主要為口述歷史
- 『岸信介の回想』(矢次一夫と聞き手、文藝春秋、1981年/文春学藝ライブラリー(文庫)、2014年)
- 『天地有情――五十年の戦後政治を語る』(中曽根康弘、文藝春秋、1996年)
- 『情と理――後藤田正晴回顧録 (上・下)』(御厨貴共編、講談社、1998年/講談社+α文庫、2006年)
- 『渡邉恒雄回顧録』(御厨貴・飯尾潤共編、中央公論新社、2000年/中公文庫、2007年)
- 『政治とは何か――竹下登回顧録』(御厨貴共編、講談社、2001年)
- 『表舞台 裏舞台──福本邦雄回顧録』(御厨貴共編、講談社、2007年)
論文
- 「明治10年代前半に於ける府県会と立憲改進党」 (史学雑誌 73(6), 1964年-06)p875-p911
外部連結