「魔法使いウィズ」(まほうつかいうぃず、魔法使いWIZ、英語題:Magical Kid WIZ)はタイトーから発売された『ウィズ』(1985年)をベースにSONYからコンピューターゲームとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。原作の開発元はセイブ開発。MSXに移植されるにあたり、お姫様を救うというストーリーが設定され、地下迷宮やカギ集めなどのパズル要素が追加された。
ストーリー
ある日のこと、魔法の国のティルト姫が魔界に住むドラゴンにさらわれた。魔法使いの子「ウィズ」は救出のため魔界へとたった一人で向かう。
登場人物
- WIZ(ウィズ)
- 主人公である魔法使い。姫を救うべく悪いドラゴンに立ち向かう。
- ドラゴンミラクス
- WIZの味方(オプション)であるドラゴンの子。父のやり方に疑問をいだき、WIZに味方する。
- 後に『エンパイア シティ:1931』や『雷電』の隠しアイテムとして登場するなど、セイブ開発のブランディング的な存在となる。
- ドラゴン
- ドラゴンミクラスの父親。ティルト姫をさらった張本人。
- ティルト姫
- ドラゴンにさらわれた魔法の国のお姫様。ジルバ城に監禁されている。
敵キャラクター
敵キャラクタは「魔界獣」と呼ばれ、多彩な攻撃を仕掛けてくる
- ジワス
- 地上を歩いてくるだけ。薄い赤。
- タレジワス
- ジワスよりも多少強い。魔法弾を撃ってくる。濃い赤。
- ブジワス
- 強力な防御力を持っている。魔法や魔法弾を撃ってくる。濃い青。
- キジワス
- ピョンピョンはねてくる。白。
- デン
- 雲に乗ってる一つ目の鬼。特定の場所で出現する。WIZの動きを止める魔法を撃ってくる。
- スーパーパンチ
- 後ろから出現する。WIZがあたると上段にいる時は一段下へ、下段にいる時はミスとなる。
- ケキョ
- 魔天井(天空)に住み着いている怪鳥。上下に動き回る。
- オー
- お面の形をしている。あらゆる魔法や魔法弾を撃ってくる。
- グフフ
- 近づくと突然ジャンプする。これに取り付かれるとWIZの動きが鈍くなってしまう。
- オメレカン
- 点滅しながらWIZの後方から走ってくる。
アーケード版
大まかなルールや魔法アイテムは同じであるが、ステージが地底、地上、天空の三層で構成される。ゴールにたどり着くと一つ上の層のスタート地点に進むが、穴に落ちたりスーパーパンチに触れると下の層に落とされる。天空の層のゴールにいるドラゴンを倒すと次のステージへ進む。2020年6月25日よりアーケードアーカイブスの1作品としてPlayStation 4とNintendo Switchにて配信開始[1][2]。セイブ開発のアーケードアーカイブス参入タイトル第1弾。また、2024年12月19日発売予定のイーグレットツー ミニ アーケードメモリーズVOL.3にも追加SDカードに入っている10作品のひとつとして収録予定。
脚注
参考文献
外部リンク