飯塚 隆太(いいづか りゅうた、1968年11月20日 - )は、新潟県十日町市生まれの日本の料理人。ミシュランガイド東京2つ星「Restaurant Ryuzu」のオーナーシェフである。
来歴・人物
1988年(昭和63年)、辻学園日本調理技術専門学校を卒業。同年から第一ホテル東京ベイ(現・ホテルオークラ東京ベイ)に勤務し、ホテル ザ・マンハッタン等を経て[1]、1994年にジョエル・ロブションがプロデュースした「シャトーレストラン タイユバン・ロブション」の部門シェフに就任[2]。その後渡仏し、Restaurant Troisgros a Roanne、Restaurant Jean-Paul Junnet a Arbois等、現地の星付きレストランで修業。
帰国後にロブションの系列店に勤務したのち、2004年に「ラターブル ドゥ ジョエル・ロブション」シェフに就任。2005年に「六本木ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」シェフに就任[2]。5年間の在勤中に、同店はミシュランガイドで2つ星の評価を受ける[2]。
その後、2010年5月27日 株式会社マテリエスを設立し、2011年2月1日六本木にRestaurant Ryuzuを開店。
「2012ミシュランガイド東京 横浜 湘南」で1つ星を、さらに2013年には2つ星を獲得以来、現在(2024年)まで2つ星をキープしている。
「日本の生産者に目を向け、光を当てられるような仕事を料理を通じてしていきたい。」という考えを持っていることを取材に対して述べている[2]。
プロデュース
- 2014年(平成26年) ANA機内食「THE CONNOISSEURS」に参画。ビジネスクラス、ファーストクラスの食事をプロデュース。2024年度は3月~5月ANA欧米線ビジネスクラスを担当。
- 2016年(平成28年) -えちごトキめきリゾート雪月花 の車内弁当。なお雪月花は列車のコンセプトと車両の内装が評価され、2016年度のグッドデザイン賞を受賞している[3]。
受賞歴等
- 1990年(平成2年) 「プロスペール・モンタニエ フランス料理最優秀見習い料理人コンクール」優勝
- 1999年(平成11年) Sopexa(フランス食品振興会)料理コンクール Finalist
- 2009年(平成21年) アンダルシア産イベリコ生ハム コルタドールコンテスト3位
- 2012年(平成23年) 「2012ミシュランガイド東京 横浜 湘南」で1つ星
- 2013年(平成24年) 「2013ミシュランガイド東京 横浜 湘南」で2つ星 ※2013年以降、現在(2024年)まで毎年、2つ星をキープ
- 2018年(平成30年)「農林水産省料理人顕彰制度 料理マスターズ」ブロンズ賞 受賞
- 2023年(令和5年) 「農林水産省料理人顕彰制度 料理マスターズ」シルバー賞 受賞
著書
- 『素材を慈しみ、自分流に。』 旭屋出版、2016年
脚注
外部リンク