適時打(てきじだ)とは、野球、ソフトボールで、塁上の走者を本塁に生還(得点)させた安打のこと[1][2]。タイムリーヒットとも呼ばれるが、これは適時打を「ちょうどいいタイミング(ランナーがいる場面)に出たヒット」として「タイムリー」と呼んだ和製英語で、英語ではclutch hitあるいはRBI hitと呼ばれる。適時打を打った打者には、その得点の数だけ打点(RBI)が記録される。
ただし、安打となった打球のインプレー中に失策があり、それにより得点したと判断された場合は、適時打とは認められず、打者に打点も記録されない。
適時打欠乏症
日本ではマスコミ、あるいは監督の試合後に行われる談話などによって「タイムリー欠乏症」や、「適時打欠乏症」と表現されることがある。たとえチームが本塁打や犠牲フライ、スクイズプレイなどで点を取っていても、適時打で点を取っていない(打線がつながっていない)場合、上記の言葉の使用が見られる。
脚注
- ^ タイムリーヒット - 大辞泉
- ^ タイムリーヒット - 大辞林 第二版
出典
- 「2009プロ野球記録集計号」7ページ 週刊ベースボール58
- プロ野球100人vol.7「栄光の4番打者スラッガー伝説」25ページ 日刊スポーツグラフ
- 加藤英明+山崎尚志「野球人の錯覚」71ページ 東洋経済新報社
- BASEBALLclimax2009日米野球クライマックスシーズン特集号67ページ ROMSPO
- 山﨑武司「野村監督に教わったこと 僕が38歳で二冠王になれた秘密」22ページ 講談社
関連項目