西川 厚志(にしかわ あつし、1969年5月20日 - )は、日本の政治家。立憲民主党所属の衆議院議員(1期)。元愛知県議会議員(5期)。
来歴
愛知県名古屋市出身。東海中学校・高等学校を経て、早稲田大学第二文学部卒業。大学在学中より赤松広隆衆議院議員の秘書を務める。
2003年4月に行われた愛知県議会議員選挙に名古屋市中川区選挙区(定数3)から無所属で立候補し、3番目の得票数で初当選した。この選挙で民主党現職の原邦芳は次点で落選した。以降連続5期当選[2]。
2021年10月31日実施の第49回衆議院議員総選挙に赤松の後継として愛知5区から立憲民主党公認で立候補したが、自由民主党の神田憲次に敗れた。立憲民主党は比例東海ブロックで5議席を獲得するが、西川は党内で7番目の惜敗率だったため比例復活もかなわなかった[3][4]。日本維新の会の岬麻紀は比例復活で初当選した。
2022年11月18日、衆議院選挙区の新しい区割りである「10増10減」の改正公職選挙法案が参議院で可決された[5]。愛知県内の選挙区は15から16に増え、愛知5区の区域は「名古屋市(中村区・中川区)、清須市」に変わった[6]。
2024年10月15日、第50回衆議院議員総選挙が公示され、愛知5区からは立憲民主党公認の西川、自民党現職の神田憲次、日本維新の会現職の岬麻紀、日本保守党公認で河村たかしの市長特別秘書を務めた田中克和、日本共産党公認の江上博之の計5人が立候補した[7]。10月17日に日本経済新聞が序盤情勢を発表し、「西川が立民支持層の3分の2をまとめてやや先行。神田が自民、公明支持層の半数弱を固めて追う。岬は巻き返しを狙う」と報じた[8]。自民党は裏金問題や統一教会問題、10月23日に発覚した非公認候補への2000万円支給問題などで逆風が吹き荒れた[9][10][11][12][13]。10月27日、総選挙執行。投票締め切りの20時[9]からほどなく東海テレビは西川の当選確実を報じ[14]、西川は初当選を果たした。比例重複が認められなかった神田は議席を失った[7]。日本維新の会は比例東海ブロックで1議席を獲得。3番目の惜敗率(61.235%)だった岬は議席を失った[15][16]。
選挙歴
脚注
外部リンク