袋駅(ふくろえき)は、富山県富山市上袋にあった富山地方鉄道笹津線の駅(廃駅)である。笹津線の廃線に伴い1975年(昭和50年)4月1日に廃駅となった。
歴史
駅構造
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[3][5]。ホームは線路の東側(地鉄笹津方面に向かって左手側)に存在した[5]。転轍機を持たない棒線駅となっていた[5]。
無人駅となっていた[3][5]。駅舎は無いがホームに待合所代わりの上屋を有した[5]。
駅周辺
田圃の中に位置した[5]。
駅跡
1998年(平成10年)時点では、コンビニエンスストア・サークルKサンクス上袋店の北側附近に位置が確認出来た[6]。2007年(平成19年)9月時点では駅跡の特定は困難であり[7]、名残を見つけることは出来なかった[8]。
また、当駅跡附近の線路跡は、1998年(平成10年)時点では当線廃線後に南富山駅 - 日本繊維前駅の間を東西に走る形で開通した国道359号の取付け道路附近から田村町駅跡南側付近までは2車線の舗装道路となっていた[6]。2008年(平成20年)時点でも同様で、当駅跡附近の道路は市道であった[8]。
隣の駅
- 富山地方鉄道
- 笹津線
- 日本繊維前駅 - 袋駅 - 赤田駅
脚注
注釈
- ^ 書籍『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2008年1月発行、165ページより)、及び書籍『新 消えた轍 6 中部』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング、2011年5月発行、44ページより)では、日本繊維前駅の開業日が1952年(昭和27年)12月28日であり、その場合当駅は南富山駅 - 蜷川駅(後の赤田駅)間に新設開業となる。
出典
関連項目