藤原 岑主(ふじわら の みねぬし)は、平安時代初期の貴族。藤原北家、右大臣・藤原内麻呂の孫。下総守・藤原桜麻呂の子。官位は従五位下・讃岐権介。
文徳朝の仁寿3年(853年)従五位下に叙爵し、斎院長官次いで大蔵少輔に任ぜられる。その後は、仁寿4年(854年)右少弁、斉衡2年(855年)左少弁と弁官を務めるが、斉衡3年(856年)讃岐権介として地方官に転じた。
『日本文徳天皇実録』による。
『尊卑分脈』による。