蔡 兆申(ツァイ・ヅァオシェン、1952年2月8日 - )は台湾・台北市出身で[1]、アメリカ合衆国や日本で活躍する物理学者。
経歴
超伝導体のジョセフソン効果の量子コヒーレント状態を用いたデバイス、単一電子素子の研究開発に携わる。その研究は量子コンピュータを実現させる上で鍵となる量子ビット制御の可能性を示した。
NECグリーンイノベーション研究所主席研究員、独立行政法人理化学研究所巨視的量子コヒーレンス研究チーム・チームリーダーを経て、現在は東京理科大学理学部・教授、理化学研究所創発物性科学研究センター超伝導量子シミュレーション研究チーム・チームリーダーを兼務。2000年よりアメリカ物理学会のフェロー。
略歴
主な受賞歴
栄誉
関連項目
- ETV
- サイエンスZERO - '22/3/6
- 武田俊太郎 東京大学大学院工学系研究科准教授
- 大関真之 東北大学教授, ベンチャー企業 CEO
- 丸山尚貴 東北大学大学院博士課程1年, ベンチャー企業社員
- 荒井俊太 東北大学特任助教, ベンチャー企業社員
- 鳥羽 牧, 小山玲子(TOPPAN)
- 中村泰信 理化学研究所 量子コンピュータ研究センター センター長
- 蔡兆申 理化学研究所 超伝導量子シミュレーション研究チーム チームリーダー
脚注
- ^ 日本学士院賞授賞の決定について
- ^ 朝日賞受賞者が決定 毎日新聞2021年1月1日
- ^ “朝日賞 2020年度”. 朝日新聞社. 2023年1月7日閲覧。
- ^ [1] 内閣府 平成30年春の叙勲等
- ^ “紫綬褒章受章者”. 時事ドットコム (2018年4月28日). 2018年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月31日閲覧。
外部リンク