自然法党(しぜんほうとう、英語: Natural Law Party)は、アメリカ合衆国の政党で、全宇宙を支配する完全な秩序である自然法(自然の法則)を奉じる。マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーと彼が提唱する超越瞑想、ヴェーダ科学の影響を強く受け、犯罪が減少するなどと謳い超越瞑想と「ヨーガのフライング」(空中浮揚)を実践を推奨していた[1]。1990年代に活発に活動し、1996年と2000年に量子化学者のジョン・ハゲリンを大統領候補にあげているが、象徴的な候補にすぎず、実際はわずかな得票しかなかった[1]。ヨーロッパやカナダでも同様の理念を掲げる自然法党が活動した。アメリカ合衆国では2003年までに衰退して、2004年ほぼ解散状態となったと言われている。ジャック・ケヴォーキアンは2008年にミシガン州9区から自然法党公認で下院選挙に立候補したが、大差で落選した。