第88独立海兵大隊(だい88どくりつかいへいだいたい、ウクライナ語: 88-й окремий батальйон морської піхоти)は、ウクライナ海兵隊の大隊。第35独立海兵旅団隷下。
概要
ウクライナ陸軍
2012年12月、ウクライナ陸軍第79独立空中機動旅団隷下の第88独立空中機動大隊として、オデッサ州ボルフラードで創設された。当初はボルフラードの守備隊として第12独立機械化旅団を新編する予定だったが、資金難で頓挫し、代わりに小規模な同部隊が新編された[1]。
ウクライナ空中機動軍
2016年、ウクライナ空中機動軍に編入され、第88独立空中強襲大隊に改称した。
2016年10月19日、新編されたオデッサ州駐屯の第45独立空中強襲旅団隷下に転属した[2]。
2017年8月24日、ペトロ・ポロシェンコ大統領から、軍旗を授与された[3]。
ウクライナ海軍
2018年5月24日、ウクライナ海軍に編入され、新編されたオデッサ州駐屯の第35独立海軍歩兵旅団隷下に転属され、第88独立海軍歩兵大隊に改編された[4]。
ロシアのウクライナ侵攻
ウクライナの南部反攻
2022年10月、南部ヘルソン州の前線に配置され、11月中旬にロシア連邦軍はヘルソンから撤退した[5][6]。
東部ヴフレダールの戦い
2023年2月、東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区ヴフレダールに配備された[7]。
2023年5月23日、ウクライナ海軍からの独立に伴い、創設されたウクライナ海兵隊に編入された[8]。
2023年ウクライナの反転攻勢
2023年6月、東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区ヴェリカ・ノヴォシルカで攻勢を開始し、ストロジェベを解放した[9]。
同年7月2日、ゼレンスキー大統領より、「勇気と勇敢さに対する栄誉賞」を授与された[10]。
編制
- 大隊本部(ボルフラード)
- 第1中隊
- 第2中隊
- 第3中隊
- 迫撃砲中隊
- 対戦車小隊
- 対空ミサイル小隊
- 工兵小隊
- 偵察小隊
- 後方支援隊
脚注
出典
外部リンク