第148独立砲兵旅団(だい148どくりつほうへいりょだん、ウクライナ語: 148-ма окрема артилерійська бригада)は、ウクライナ空中機動軍の旅団。空中機動軍司令部隷下。
概要
ドンバス戦争
2015年3月20日、ドンバス戦争の影響に伴い、第81独立空中機動旅団隷下の自走砲大隊を基幹に第148独立自走榴弾砲大隊(宇: 148-й гаубичний самохідно-артилерійський дивізіон)として創設された。
2015年7月からドンバス戦争に投入され、東部ドネツィク州、ルハーンシク州に配備された。
ロシアのウクライナ侵攻
東部・セベロドネツク戦線
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻では、ルガンスク人民共和国と接する東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に配備され、セベロドネツク守備隊を火力支援した[1]。
2022年年11月17日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[2]。
2023年、フランス、デンマーク供与のカエサル 155mm自走榴弾砲が配備され、部隊増強に伴い、第148独立砲兵旅団に改編された[3]。
南部・ザポリージャ戦線
2023年10月、南部ザポリージャ州ポロヒー地区に再配置され、オリヒウの友軍を火力支援した[4]。
東部・アウディーイウカ戦線
2023年11月、激戦地の東部ドネツィク州ポクロウシク地区に再配置され、アウディーイウカ、マリンカ、ノヴォミハイリウカに展開した[5]。2024年5月にはアメリカ合衆国の軍事支援停滞で、以前は1日100発射撃していた砲弾が1日10発未満にまで減少したことが明かされた[6]。
2024年8月23日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領より、名誉称号「ジトーミル」を授与された[7]。
編制
- 旅団司令部(ジトーミル)
- 第1自走砲大隊
- 第2自走砲大隊
- 第3自走砲大隊
- 砲兵偵察大隊
- 工兵中隊
- 整備中隊
- 兵站中隊
- NBC防護小隊
出典
外部リンク