稲荷神社(いなりじんじゃ)は、埼玉県吉川市の神社。
歴史
創建年代は不明である。ただ慶長年間(1596年 - 1615年)に当地が開発されたことから、その頃に創建されたものと推測される。「地蔵院」か「自性院」が別当寺であった。両寺は明治初期の神仏分離により、廃寺に追い込まれた。そのため、どちらの寺が別当寺であったのかは不明である。ただ、江戸時代後期の地誌『新編武蔵風土記稿』によれば、近くに自性院を別当寺とする「第六天社」があることから、当社の別当寺は自性院の可能性がある[1]。
1873年(明治6年)、近代社格制度に基づく「村社」に列せられ、1912年(明治45年)の神社合祀により、周辺の2社が合祀された[1]。
交通アクセス
脚注
- ^ a b 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 大里・北葛飾・比企』埼玉県神社庁、1992年、942-943p
参考文献
- 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 大里・北葛飾・比企』埼玉県神社庁、1992年