神部神社(かんべじんじゃ)は、山梨県南アルプス市の神社。
歴史
垂仁天皇の御代(古墳時代)、大和の三輪神社から分霊を勧請したものという。それゆえ「三輪明神」とも呼ばれていた[1]。
古社であるため、延喜式にも掲載されている式内社でもある。鎌倉時代以降は、武田氏や小笠原氏の崇敬を受けてきた[1]。
かつて甲府盆地は湖だったという伝説があり、それに基づく「曳舟神事」という神事がある。また当社から約2キロメートル北西の伝嗣院との間に神輿の行き来を行う「西御幸祭」がある[1]。
文化財
- 神部神社の算額(南アルプス市指定文化財 平成5年3月28日指定)[2]
- 神部神社曳舟神事(南アルプス市指定無形民俗文化財 平成6年6月28日指定)[3]
交通アクセス
脚注
- ^ a b c 山梨県高等学校教育研究会地歴科・公民科部会 編『山梨県の歴史散歩(歴史散歩19)』山川出版社、2007年、223-224p
- ^ 神部神社の算額南アルプス市
- ^ 神部神社曳舟神事南アルプス市
参考文献
- 山梨県高等学校教育研究会地歴科・公民科部会 編『山梨県の歴史散歩(歴史散歩19)』山川出版社、2007年