短歌研究社
短歌研究社(たんかけんきゅうしゃ)は、日本の出版社。月刊『短歌研究』および、歌集・歌書の刊行を専門とする。 概要1932年(昭和7年)創刊の短歌総合誌『短歌研究』[1]の出版を日本短歌社より譲り受け、1962年(昭和37年)10月より手がけている[注 1]。創業者は小野昌繁[注 2]。中堅以上の実力ある歌人を顕彰する短歌研究賞のほか、短歌研究新人賞、現代短歌評論賞、塚本邦雄賞を主催し、新しい才能の発掘・育成にも力を注いでいる。講談社を中心とした音羽グループに属する[2]。 日本短歌社時代には中井英夫が勤めており、1954年(昭和29年)に「短歌研究五十首詠」[注 3]を開始して、中城ふみ子や寺山修司をデビューさせたことでも知られている。 『短歌研究』の創刊90周年を記念したイベント「アイドル歌会」を2021年から開催しており、選者を編集長の國兼秀二らが務めている[3]。 短歌研究
月刊誌『短歌研究』の出版元は、改造社から日本短歌社、短歌研究社へと変遷した[4]。1931年(昭和6年)、同年10月号を1号として改造社より出版され、12号(=1932年9月号)まで継続、1932年10月号から巻号が改められた(同号を1巻1号とする)[5]。その後、1944年(昭和19年)7月号(=13巻7号)まで刊行された。 休止を挟んで1944年11月号から日本短歌社の発行となり、再び巻号を改めた(同号を1巻1号とする)[5]。1962年9月号(=19巻9号)を最後に版元が短歌研究社へ変わるが、同年10月号を19巻10号として継続し、現在に至る[5]。 2024年10月、翌2025年から1月・2月合併号のように刊行形態を変更することが告知された[6]。以降は3月・4月、5月・6月、7月・8月、9月・10月、11月・12月の合併号をそれぞれ予定しており、事実上隔月刊への移行となる。 脚注注釈出典
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