無量寿寺(むりょうじゅじ)は、茨城県鉾田市にある真宗大谷派の寺院。なお、当寺の約2キロメートル南東の同市鳥栖に同名の寺がある。そちらの寺も山号院号寺号すべて同一(光明山無碍光院無量寿寺)であり、親鸞ゆかりの浄土真宗の寺である。ただし宗派は浄土真宗本願寺派である。
歴史
鎌倉時代前期、順信によって開山された。順信は鳥栖の無量寿寺で活動していたが、70歳を過ぎて一線を退き、隠居寺を建て移り住んだ。これが当寺の起源である[1]。
順信は親鸞の高弟「二十四輩」の一人で、俗名「片岡信弘」といい、鹿島神宮宮司を務める大中臣氏の一族である[1]。なお、鳥栖の無量寿寺では、順信の俗名は信弘の父「片岡信親」としている[2]。
順信が率いた浄土真宗の門徒を「鹿島門徒」という[3]。
交通アクセス
脚注
- ^ a b 無量寿寺(冨田)真宗教団連合「親鸞聖人を訪ねて」
- ^ 無量寿寺(鳥栖)真宗教団連合「親鸞聖人を訪ねて」
- ^ 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年、218-219p
参考文献
- 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年