満福寺(まんぷくじ)は、栃木県下都賀郡野木町野渡にある曹洞宗の寺院。正式には、山号を西光山、院号を乾亨院、寺号を満福寺という[1]。古河公方ゆかりの寺院である。
歴史
戦国時代の明応元年(1492年)に建立された。古河公方足利成氏の開基、東昌寺2世・能山聚藝の開山と伝えられている[2]。寺伝によれば、もとは臨済宗の寺院であり、本尊も鎌倉円覚寺から移されたが、永正元年(1504年)に曹洞宗に改められた(『古河志』)[3]。
江戸時代に火災があったが、安政元年(1854年)に再建、現在に至る[1]。
戦国時代の連歌師猪苗代兼載の墓があることにちなみ、昭和30年代には兼載が好んだ桜が山門前に植えられており、名所となっている[4]。
文化財
交通
脚注
参考文献
- 野木町公式ホームページ
- 古河市史編さん委員会 編 『古河市史 通史編』 古河市、1988年
- 野木町史編さん委員会 編 『野木町史 歴史編』 野木町、1989年