法華寺(ほっけじ)は、静岡県焼津市にある天台宗の寺院。駿河三十三観音霊場第10番札所[1]。現在、焼津市唯一の天台宗寺院である。
歴史
738年(天平10年)、行基によって開山された。その後、天台宗寺院として栄えたが、1570年(永禄13年)の武田信玄の花沢城攻略戦で焼失した。元禄年間(1688年 - 1704年)にようやく再建された[2][3]。
静岡県の文化財に指定されている「木造聖観音立像」は、当寺の奥の院だった東照寺(廃寺)の本尊といわれている[3]。
文化財
- 木造聖観音立像(静岡県指定有形文化財 昭和33年4月15日指定)[4]
- 法華寺の仁王門(焼津市指定有形文化財 昭和42年12月4日指定)[5]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 静岡県日本史教育研究会 編『静岡県の歴史散歩(歴史散歩22)』山川出版社、2006年