松田寺(しょうでんじ)は、埼玉県北葛飾郡杉戸町にある真言宗智山派の寺院。
歴史
創建年代は不明である。ただ開基の松田佐左ヱ門は後北条氏の元家臣で、主家滅亡後は当地に定着した。佐左ヱ門は1650年(慶安3年)に没していることから、それより少し前に創建されたものと推測される。地名の「佐左ヱ門」と寺号の「松田寺」は、この松田佐左ヱ門に由来する[1]。
当寺には、1694年(元禄7年)鋳造の梵鐘があった。しかし太平洋戦争中の金属類回収令に基づき、梵鐘は供出させられてしまった。現在ある梵鐘は、1984年(昭和59年)に再鋳したものである[1]。
交通アクセス
脚注
- ^ a b 渡辺良夫 著『古利根の寺々(さきたま双書)』さきたま出版会、1995年、214-215p
参考文献
- 渡辺良夫 著『古利根の寺々(さきたま双書)』さきたま出版会、1995年