東野 美紀(ひがしの みき、1965年[要出典]1月1日[1] - )は、大阪府出身[要出典]のゲームミュージックの作曲家。元コナミ所属で「MIKI-CHANG」の名義でも活動した。『グラディウス』や『幻想水滸伝』などの曲で知られる[2]。
略歴
幼稚園児の時に、ピアノとともにソルフェージュと聴音を習い始め、この頃に初めて短い歌を作曲する[3]。小学生の時には作曲塾に通い、中学生時代からはバンドを組んで多くのオリジナル曲を制作した[3]。高校2年生の時に大学受験を意識するようになり、YMOの坂本龍一が東京芸術大学作曲科卒と知ったことがきっかけで、大阪音楽大学作曲学科に進むことを決める[3]。
大学入学後、学生課のアルバイト斡旋の張り出しを見たことを機にコナミで作曲のアルバイトを始め、『グラディウス』や『沙羅曼蛇』などの曲を手掛ける[3][2]。その後、就職活動の際にはコナミから新卒の内定が出ていたが、広く社会勉強がしたいなどの理由からぎりぎりで辞退し、リクルートに入社、OLを経験した後に中途採用でコナミに出戻り、『幻想水滸伝』などの音楽制作を行う[2]。
時期は不明だが、後にコナミを退社し、2010年時点ではフリーランスとして活動している[3]。
人物
- アルバイト時には、学業が忙しかったためコンピュータを使ったMIDIでのデータ作成が免除されており、制作の際には、ヤマハのキーボードのポータサウンド(英語版)で作ったものを聞いてもらい、それを楽譜に起こして打ち込んでもらったものを聴いてデータの間違いをチェックするという手法をとっていた。自分での打ち込みは、コナミに再入社してから行うようになった[3]。
- 2000年時点で離婚歴がある。夫と音楽のどちらを取るかの選択を迫られて音楽を取ったとのこと[1]。また、娘がいる[2]。
参加作品
ゲーム
オリジナルアルバム
- TEN PLANTS(1998年、BIOSPHERE RECORDS)※植松伸夫の企画による、様々なゲーム音楽作曲家が所属会社の枠を超えて曲を提供するというアルバム[6]。東野は「東京生活」を提供[7]。
- スーパーレアトラックス The LAND of RISING SUN(2011年、ゲ音団)※2011年に発生した東日本大震災のチャリティーを目的に40人のゲーム音楽作曲家が参加したアルバム。東野は「Tomodachi」を提供[8]。
脚注
出典
外部リンク