日本刀一覧(にほんとういちらん)では、日本の刀剣を一覧として掲載している。
掲載情報について
この一覧記事では古刀・槍・薙刀などを含めた、日本刀と呼称されるもの全般を扱う。個々の日本刀を制作した刀工に関する情報は、日本の刀工一覧を参照。架空の日本刀と実在の日本刀で考慮する内容が異なるため、本項ではまず架空のものと実在のものとで大まかに分類し、その後それぞれを五十音順で並べる。架空のものと実在のものの両方である場合は、伝来の一つとして扱うものは、実在のものとして基本的に記載する。ただし創作のものを再現するという形で作られたことが明白である場合、架空のものとして扱う。記事があるものの詳細は記事を参照。同名の作品が複数あるもののリンクは登場作品欄、もしくは概説欄を参照とする。映画・小説・漫画・アニメーションなどで登場した日本刀もしくはそれに準ずる武器は、すべてを扱うと数が膨大になるため、単独立項されている日本刀に限り記載する(記事の立項基準はWikipedia:独立記事作成の目安を参照)。その他創作の日本刀については、個々の作品の記事もしくはCategory:刀剣を題材とした作品、あるいはCategory:日本刀を題材とした作品、個々の武器はCategory:架空の刀剣を参照。
架空
実在
あ行
あ
い
う
え
分類 |
名前 |
読み |
備考
|
|
江戸長銘正宗 |
エドチョウメイマサムネ |
銘相模国住人正宗正和三年十一月日。正宗の物にしては長い銘のためこの号がある。大坂長銘正宗とは別の刀。
|
お
か行
か
き
く
け
こ
さ行
さ
し
す
せ
分類 |
名前 |
読み |
備考
|
|
晴思剣 |
セイシケン
|
細川忠興がこの刀で茶坊主を斬って、思いが晴れたことが由来。
|
|
瀬登太刀
|
セノボリノタチ
|
|
|
千人切 |
センニンギリ
|
山田浅右衛門家に伝来した無銘の刀。度々、処刑に用いられ吉田松陰の処刑もこの刀で行ったという。
|
そ
た行
た
ち
つ
て
と
な行
な
に
ね
は行
は
ひ
ふ
へ
分類 |
名前 |
読み |
備考
|
直刀
|
丙子椒林剣
|
ヘイシショウリンケン
|
国宝。七星剣と共に聖徳太子の佩刀と伝えられる直刀。四天王寺所蔵。
|
短刀
|
日置安吉
|
ヘキヤスヨシ
|
重要文化財、銘 安吉。池田藩家老の日置某が所持していたことから。静嘉堂文庫蔵
|
打刀
|
へし切長谷部 (圧切長谷部) |
ヘシキリハセベ
|
国宝。「へし切」の由来は織田信長が無礼を働いて膳棚下に隠れた茶坊主を「圧し切り」(刀身を押しあてるだけで切ること)で成敗したと伝えられることから。引かずとも押し当てるだけで切れるほど鋭い切れ味の刀とされる。黒田官兵衛(黒田孝高)が小寺政職の使者として信長に面会し中国征伐の策を提言した時に、それに対する褒美として信長から黒田官兵衛に与えられた[72]。福岡藩主となった黒田家に伝来。
江戸期に安宅切に倣った金霰鮫青漆打刀拵が製作されて附属しており、この拵えはむしろ、へし切りの拵えとして有名である。福岡市博物館蔵
|
ほ
分類 |
名前 |
読み |
備考
|
|
伯耆安家 |
ホウキヤスイエ
|
平安時代、伯耆国の刀工安綱一派、安家の太刀。福岡藩主黒田家に伝来した後、京都国立博物館蔵。国宝。
|
|
疱瘡正宗 |
ホウソウマサムネ
|
徳川将軍家伝来の刀。徳川家慶の疱瘡快癒を祝って贈られた。重要文化財。佐野美術館蔵。
|
短刀
|
庖丁正宗
|
ホウチョウマサムネ
|
3口あり、いずれも短寸で重ね極めて薄く包丁のような姿をしていることから。3口とも国宝に指定されており、徳川美術館蔵、永青文庫蔵、法人蔵となっている。
|
|
宝寿丸 |
ホウジュマル
|
畠山重忠が武蔵御嶽神社に奉納したと伝わる2振りの太刀。全長5尺5分余、倶利伽羅と三鈷剣の刀身彫刻があり黒漆太刀拵の鞘が附属する「宝寿丸黒漆鞘太刀」と対になるもう一振りの太刀である「宝寿丸太刀」の2振りを総称し「宝寿丸」と呼ぶ。号の由来は茎(なかご)に「宝寿」の銘があることからであるが、正中(西暦1324年-1326年)とも刻されており、これは重忠の没後120年余り経過しているため、重忠が奉納したとの伝承は後世の伝説と考えられている。武蔵御嶽神社蔵。重要文化財。
|
短刀
|
庖丁藤四郎
|
ホウチョウトウシロウ
|
重要美術品、銘 吉光。同名の粟田口吉光作の短刀は2口あるとされ、現存するものと焼失したものがある。現存のものは尾張徳川家伝来し、現在は徳川美術館蔵。
|
大太刀
|
蛍丸 |
ホタルマル
|
来国俊作の大太刀。南北朝時代に阿蘇惟澄が使用した際、刀身に蛍が集まり刃こぼれが消えたという伝説がある。阿蘇神社宮司家の阿蘇家が所蔵し旧国宝に指定されていたが、所在不明。
|
脇差
|
布袋国広 |
ホテイクニヒロ
|
刃長37.9センチメートルのものは黒田元侯爵家のもの、刃長31.2センチメートルのものは刀身に「夢ハ香シ梅里多」と刻まれている。
|
脇差
|
骨喰藤四郎
|
ホネバミトウシロウ
|
重要文化財、無銘 伝粟田口吉光。薙刀を磨り上げた薙刀直し脇差。明暦の大火で焼身、再刃。豊臣秀吉に所持されていたことがあり、縁のある豊国神社に寄贈された。豊国神社蔵、京都国立博物館寄託
|
打刀
|
本作長義 |
ホンサクチョウギ
|
長義作。大磨上無銘で、堀川国広による「本作長義(以下五十八字略)」の極め銘がある。重要文化財。徳川美術館所蔵。
|
ま行
ま
み
む
も
や行
や
よ
ら行
ら
分類 |
名前 |
読み |
備考
|
|
雷切 |
ライキリ
|
立花道雪(戸次鑑連)が雷または雷神を斬ったと伝えられる刀。
|
日本神話に登場する刀剣
槍
- 柊の八尋鉾・比々羅木之八尋鉾・金象嵌両添刃鉄鉾 - 景行天皇が奉納した大山祇神社の神宝。柊の名が示す通り、刃長50cm程度の袋槍の左右に刀を受けたり敵を引っ掛けたりするためのギザギザの突起物が付けられている。さらに、柄が藤蔓が巻き付いた自然木を用いている事も特筆される。ヤマトタケルが東征の際に景行天皇から賜った鉾(槍)である。朝廷からの奉納品としては、日本最古といわれる。
脚注
注釈
- ^ a b 個別の号ではなく刀工名。該当刀工は複数居る。
- ^ 『小烏造り』で作られた作という説もあるため、同名は複数ある
- ^ “播州清水寺 御開帳”. 清水寺 (加東市). 2017年10月6日閲覧。
- ^ a b c 個別の号ではなく刀工名。
- ^ 『神社有職故実』全129頁8頁昭和26年7月15日神社本庁発行
出典
参考文献
関連項目
- この一覧は未完成です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。