日本中学校ダンス部選手権(にほんちゅうがっこうダンスぶせんしゅけん)は、2012年から開始された中学校を対象としたストリートダンス競技会で、産経新聞社及び(一社)ストリートダンス協会の主催により行われている。スポーツ庁と日本中学校体育連盟他が後援。全国98の中学校がエントリー(2024年現在)[1][2][3]。
発足理由は、ダンスに取り組む中学生の「情熱・努力・友情・チームワーク」そして「感動」を応援するためとしている。参加条件は認可されたダンス部・同好会のみに限られ、顧問の教諭の同行が必須条件となる。
2012年の第1回は東日本、西日本と独立して開催したが、第2回以降からは全国規模に拡大した。[4]
歴史
- 2012年(平成24年):大会開始。最初は東日本大会と西日本大会に分かれて開催。
- 2012年(平成24年)7月:開催会場を名古屋、神戸に拡大。
- 2014年(平成26年)7月:公式キャラクター『ダンスタくん』誕生。
- 2014年(平成26年)2月:第3回大会から大会規模を全国へと拡大。
- 2015年(平成27年)12月:同志社香里中学校が大会史上初の2連覇を達成。
- 2016年(平成28年)8月:第5回大会から地方予選・全国大会の開催時期が8月開催に変更。
- 2017年(平成29年)8月:第6回大会から地方予選の開催時期が8月、全国大会の開催時期が10月開催に変更。
- 2017年(平成29年)10月:同志社香里中学校が2年ぶり3度目の全国制覇を達成。
- 2018年(平成30年)8月:第7回大会から地方予選・全国大会の開催時期が8月開催に変更。
- 2019年(令和元年)8月:6年振りに優勝旗が関西から関東へ移動する。初の1位・2位・3位を関東の中学校が独占した。
- 2020年(令和2年)7月:新型コロナウイルス感染症防止のため大会史上初の開催中止が決定[5]。
- 2024年(令和6年)8月:帝塚山学院中学校が大会2連覇を達成。
実施要項
- 男性チーム、女性チーム、男女混合チームどちらも可。
- ダンスのスタイルはオールジャンル。
- 制限時間は1ステージ、1分30秒から2分以内。規定時間を越える、または満たない演技は減点または失格となる。
- ダンスプログラムには、ユニゾン(合わせ)部分を合計50秒以上取り込む。
- 採点項目は、①テクニック(技の精度・ユニゾンの・動きのメリハリ等)②コレオグラフィー(振付・構成・フォーメーション等)③ビジュアル(衣装・ヘアー・メイク・表情・世界観等)④エンターテイメント(演出・アイデア・ショーマンシップ等)⑤音楽(使用音源の選曲・構成・音質等)⑥スペシャリティー(各審査員ごとの全体的総合評価)の6項目で各10点満点で評価。
- 中学生としてのマナー・モラル・および学校関係者の秩序ある言動・行動を重視する。
- 選手の交代は補欠登録している場合のみ可能。
- ステージからの飛び降り、客席への物の投げ入れは禁止。
- 使用する備品(小道具)のセッティングは30秒以内で行う。
大会結果
記録
- 最多優勝回数
- 連続優勝
- 2連覇 - 同志社香里中学校(2014年・2015年)
- 2連覇 - 帝塚山学院中学校(2023年・2024年)
メディア
現在
過去
脚注
関連項目
外部リンク