愛知時計電機株式会社(あいちとけいでんき)は、愛知県名古屋市熱田区に所在する日本の企業。ガス・水道関連機器など、精密機器分野での製造を主要業務とする。
概要
当初は明治時代中期に名古屋市周辺で多く創業された機械式時計メーカーの一つであり、2000年代以降においてもその系譜を継ぐ社名を保っているが、現在は時計事業から撤退し、その歯車技術を応用した精密計測機器類のメーカーへと移行している。
戦前から時計製造による技術・資本蓄積によって派生した機械、電機、化学部門などを擁し、昭和初期には九六式艦上爆撃機、九九式艦上爆撃機の設計、製造を行うなど、軍用航空機とそのエンジン製造にまで携わった。その後、それらの派生部門は愛知化学工業(現在のアイカ工業)、愛知航空機(現在の愛知機械工業)などに分社された。
1993年(平成5年)の時計事業撤退以降、時計の製造を行うことはなかったが、2013年(平成25年)、創立115周年の記念事業として20年ぶりに機械式時計を生産した[WEB 4]。
沿革
事業所
脚注
WEB
書籍
参考文献
関連項目
- みのもんた - 司会者・実業家(水道メーターの競合企業であるニッコク代表取締役)。愛知時計電機の株式を本名の「御法川法男」個人名義として発行済株式総数1542万株中、91万株(6.0%)を所有する第3位の株主(2022年〈令和4年〉3月31日現在)。個人での株式取得数では第1位。
- 熱田神宮公園野球場 - 2018年4月1日より施設命名権を取得し、愛称を「熱田愛知時計120スタジアム」としている。
外部リンク
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