愛南町立内海中学校(あいなんちょうりつ うちうみちゅうがっこう)は、愛媛県南宇和郡愛南町にあった男女共学の公立中学校。生徒数の減少に伴い、2024年3月をもって閉校した[2]。
概要
愛媛県南端部、宇和海に面した漁村に位置していた小規模校。宇和海に向かって突き出した由良半島の南岸(由良半島の北半分は北宇和郡津島町に属していた)の入江に漁村が点在し、魚神山・家串の集落にも中学校がおかれ、村南部の柏集落にあった内海村立柏中学校とともに統合し、新たに村のほぼ中央にあたる須ノ川の地に内海村立の「内海中学校」として設置された[2][3]。これにより旧内海村内では唯一の中学校となった。当地は真珠・魚類の海面養殖業をはじめとした水産業が盛んではあるものの、平地に乏しいため総じて他の産業は振るわなかった。このため過疎化や少子化に抗しがたく生徒数は減少した。ピーク時の1998年には138人が在籍していたが減少に歯止めがかからず、2010年代中頃からは20人台を推移していた[2][4]。生徒数の減少のため、当校から約14km離れた愛南町立御荘中学校へ編入統合することとなり、閉校に至った[5][2][6]。なお、閉校する2023年度は3年生12人のみが通学した[2]。海とともに歩んできた地域であることから、海の恵みを生かした学習に力を入れてきた[2]。
沿革
教育目標
2023年度の教育目標を掲載[7]。
部活動
2021年度時点[8]。
運動部
- 軟式野球部 - 1993年と2001年に行われた県中総体では優勝している[3]。
- バレーボール部
廃部した部活動
- 男子相撲部 - 1999年度に発足した[3]。
- 男子卓球部 - 同上[3]。
- 音楽部[3]
施設概要
主な施設を掲載。面積は延床面積を記載[1]。
- 校舎(2,696 m2) - 鉄筋コンクリート造3階建て
- 体育館(1,000 m2) - 鉄筋コンクリート造2階建て
- プール - 鉄筋コンクリート造
- プール槽部分:325 m2、ステンレス造
- プール付属棟(130 m2) - 鉄筋コンクリート造平屋建て
- グラウンド
- 教員住宅(125 m2) - 鉄筋コンクリート造2階建て
- 教員住宅(125 m2) - 鉄筋コンクリート造2階建て
アクセス
バス
周辺
脚注
出典
関連項目
外部リンク