小倉神社(おぐらじんじゃ)は京都府乙訓郡大山崎町円明寺鳥居前にある神社。式内大社で、旧社格は郷社。
祭神
歴史
社伝によると、養老2年(718年)の創建とされる。平安遷都の際には、御所の鬼門除けとして祈願され、嘉祥3年(850年)に正一位の神階を賜ったというが、同時期の事蹟を記した『日本文徳天皇実録』には記載がない。『延喜式』神名帳においては「山城国乙訓郡 小倉神社 大 月次新嘗」と記されている。
安土桃山時代では山崎の戦いの際、豊臣秀吉が家臣の片桐且元、脇坂安治を遣わし戦勝を祈願した。そして勝利したとして、毎年米三千俵を寄進したといい、江戸時代には江戸幕府より山地二十余町歩を寄進したといわれ、明治維新までの旧境内地は六万坪余にのぼった。
明治6年(1873年)に村社、明治16年(1883年)には郷社に列格した。
境内
交通アクセス
参考文献
- 小倉神社記抄録(由緒書)
- 丹家広志「小倉さん信仰とそれをめぐる貴族文化の影」、小倉神社
関連項目
外部リンク