『密偵』(みってい、原題:밀정)は、2016年の韓国映画。ワーナー・ブラザース・コリアのローカルプロダクション第1回作品[3]。
史実に立脚した抗日独立運動映画で、小説『1923年京城を揺るがした人々』(ハングル:1923년 경성을 뒤흔든 사람들、著:キム・ドンジン、発売年:2010)の著述をもとに、日本統治時代に実在した独立運動組織「義烈団」が1923年3月14日〜16日に起こした黄鈺警部事件をモデルにしている[1]。
ストーリー
日本統治時代の朝鮮。日本警察のイ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)は部長のヒガシ(鶴見辰吾)から独立過激派組織「義烈団」に接近するよう指令を受ける。義烈団のリーダーのウジン(コン・ユ)に接触したジョンチュルだったが、その裏では義烈団団長のチョン・チェサン(イ・ビョンホン)がジョンチュルを義烈団に引き込もうと画策していた。
キャスト
※括弧内は日本語吹替担当
受賞
- 2016年度
- 第37回ファンタスポルト国際映画祭:監督賞(キム・ジウン)
- 第53回大鐘賞:助演男優賞(オム・テグ)、美術賞(チョ・ファソン)[4]
- 第53回百想芸術大賞:主演男優賞(ソン・ガンホ)、監督賞(キム・ジウン)[4]
- 第36回韓国映画評論家協会賞:作品賞、10大映画賞、音楽賞(モグ) [4]
- 第6回素晴らしい芸術人賞:大賞(ソン・ガンホ)
- 第8回今年の映画賞:主演男優賞(ソン・ガンホ)
- 第37回黄金撮影賞:監督賞(キム・ジウン)、助演男優賞(オム・テグ)、助演女優賞(ハ・ジミン)
- 第17回ディレクターズ・カット・アワード:特別言及賞
- 第17回大韓民国青少年映画祭:新人俳優部門 人気映画人賞(オム・テグ)
スケジュール
- 2016年8月4日 制作報告会(@ソウル江南区新沙洞CGV狎鴎亭)[5]
- 2016年9月7日 大韓民国内公開
- 2017年11月11日 日本国内公開
エピソード
- 史実を素材にした作品で、実在する義烈団員がモデルになったキャラクターが多い[6]。
脚注
外部リンク