家原 善宗(いえはら の よしむね、生没年不詳[1])は、平安時代前期の貴族・医師。姓は連のち宿禰、朝臣。官位は従五位下・侍医。
経歴
文徳朝にて右近衛医師を務め、斉衡2年(855年)主計頭・家原氏主ら一族とともに連姓から宿禰姓に改姓する。
のち、清和天皇の侍医となり、貞観5年(863年)外従五位下、貞観8年(866年)内位の従五位下と昇叙された。貞観14年(872年)主税頭・家原氏主ら一族とともに宿禰姓から朝臣姓に改姓しているが、この際に先祖は後漢の光武帝ではなく宣化天皇の第二皇子(火焔皇子か?)との訂正を申し入れている。
官歴
『六国史』による。
脚注
- ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 78頁。
参考文献