宵稲荷神社(よいいなりじんじゃ)は、群馬県館林市本町2丁目にある神社。社名の由来は由緒に見える狐が宵に尾を曳き始めた場所であることからだが、尾の曳き始めであることより初曳稲荷神社(はつひき-)、あるいは付近の地名より侍辺の稲荷(しべの-)とも呼ばれる[2]。
由緒
由緒となる説話は尾曳稲荷神社と等しい。説話の詳細は尾曳稲荷神社の由緒の項を参照。
歴史
天文元年(1532年)ごろ赤井照光により勧請され、榊原康政により再建された[2]。以後の歴代館林城主からは毎年、祭典料として蔵米7俵が奉納されていたが、明治になって廃止された[2]。
1910年(明治43年)、肴町の清龍神社とその末社琴平宮を合祀した[2]。
祭神
境内末社
境内
境内地116.15坪(384㎡)。
社殿
- 本殿
- 間口1尺8寸(68.4cm)、奥行1尺7寸(64.6cm)、神明造板葺。
- 本殿上屋
- 間口6尺(228cm)、奥行6尺(228cm)、切妻造瓦葺。
- 拝殿
- 間口9尺(342cm)、奥行2間(456cm)、切妻造瓦葺。
- 神饌舎
- 間口1間半(342cm)、奥行2間(456cm)、切妻造瓦葺。
脚注
注釈
出典
参考文献
ウィキメディア・コモンズには、
宵稲荷神社に関連するカテゴリがあります。
- 館林市誌編集委員会 編『館林市誌 歴史編』館林市役所、1969年。
- 川島維知 著、館林市立図書館 編『館林双書 15 館林の社寺』館林市立図書館、1986年。