大田 ステファニー 歓人(おおた ステファニー かんと、1995年- )は、日本の小説家。東京都生まれ。日本映画大学卒業。
人物・経歴
日本映画学校在学中に関川夏央の指導を受ける[2]。卒業後に映像関係などの仕事を経て、ゴミ収集の清掃員として働きながら小説を執筆する[3]。
2023年、闇バイトに巻き込まれる高校生を描いた「みどりいせき」で第47回すばる文学賞を受賞してデビュー[4]。贈賞式での受賞スピーチがSNSで広まり話題を呼ぶ[5]。
2024年、『みどりいせき』で第37回三島由紀夫賞受賞。同作には舐達麻のリリックからの引用があるなど、ヒップホップから影響を受けた文体を特徴とする[6]。
作品リスト
単行本
単行本未収録
エッセイ
- 「受賞記念エッセイ はつえせー」[7] - 『青春と読書』2024年1月号
- 「憂鬱な気持ち持つ陽気な躁鬱」 - 『群像』2024年3月号
- 「プリ食える」 - 『新潮』2024年3月号
- 「今」 - 『ハーパーズ バザー』2024年4月号
- 「日日是好日」 - 『すばる』2024年4月号 - 6月号
- 「生きるために」 - 『文藝』2024年夏季号
- 「受賞記念エッセイ 宇宙の先」 - 『新潮』2024年7月号
- 「身体を記す the 愛s on me」 - 『文學界』2024年10月号
対談
- 「すばる文学賞・小説すばる新人賞 受賞作刊行記念特集 対談 金原ひとみ×大田ステファニー歓人」[8] - 『青春と読書』2024年3月号
- 「『みどりいせき』刊行記念対談 大田ステファニー歓人×豊﨑由美 作家誕生」[9] - 『すばる』2024年7月号
脚注
外部リンク
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1980年代 | |
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1990年代 |
- 第3回 久間十義 『世紀末鯨鯢記』
- 第4回 佐伯一麦 『ア・ルース・ボーイ』
- 第5回 該当作品なし
- 第6回 車谷長吉 『塩壺の匙』 / 福田和也 『日本の家郷』
- 第7回 笙野頼子 『二百回忌』
- 第8回 山本昌代 『緑色の濁ったお茶あるいは幸福の散歩道』
- 第9回 松浦寿輝 『折口信夫論』
- 第10回 樋口覚 『三絃の誘惑 近代日本精神史覚え書』
- 第11回 小林恭二 『カブキの日』
- 第12回 鈴木清剛 『ロックンロールミシン』 / 堀江敏幸 『おぱらばん』
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2000年代 | |
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