大手センタービル(おおてセンタービル)は、東京都千代田区大手町にあるオフィスビル。竹中工務店が設計・施工し、建築家柳澤孝彦も設計に携わった。
概要
再開発事業として、既存の9階建ての2つのビルを取り壊し、1983年10月に竣工したオフィスビルである[1]。
隣接した大洋漁業本社・協和銀行本店ビル(のちのりそな・マルハビル)と三和銀行東京ビル(のちの三菱東京UFJ銀行大手町ビル)を含んだ街区として調和と共存を図るべく[注 1]、配置・高さ・マッスのプロポーションの検討をかさね、総合設計制度の導入により、斜線制限の緩和を受けて高さ100メートルを実現、これと引き換えに敷地の43%に及ぶプラザ(公開空地)を建物前面に設けている[1]。
ビルは大手町駅および東京駅と地下通路で直結している。
1985年のBCS賞を受賞。
入居企業
竣工時から2001年10月まで、住友金属工業株式会社が13階から23階までを使用するメインテナントであった。
脚注
注
- ^ その後、りそな・マルハビルと三菱東京UFJ銀行大手町ビルが立地した街区は、都市再生特別地区の認定事業の一つとして、大手町ホトリアとして再開発され、大手門タワー・JXビルと大手町パークビルディングが竣工している。
出典
外部リンク