大光寺(だいこうじ)は、東京都足立区にある新義真言宗の寺院。新四国四箇領八十八箇所霊場第7番札所[1]。
歴史
1596年(慶長元年)、天野国忠の開基である。天野国忠は織田信雄の元家臣で、当地に定住して農地を開拓した。そして戦没者を供養するために寺を創建したのが起源である[2]。
当寺には大般若経約600巻を所蔵している。かつてはこの経本を箱に入れて周辺の地域を練り歩く「大般若会」と呼ばれる行事があった。行事の途中で破損した経本もあるため、現在600巻全巻は揃っていない。この行事は1955年(昭和30年)頃まで行われていた[2]。
交通アクセス
脚注
- ^ “新四国四箇領八十八箇所霊場札所一覧”. 三郷市. 2021年12月23日閲覧。
- ^ a b 足立区立郷土博物館 編『足立の仏像―ほとけがつなぐ足立の歴史―(区制80周年記念特別展)』足立区立郷土博物館、2012年、198-200p
参考文献
- 足立区立郷土博物館 編『足立の仏像―ほとけがつなぐ足立の歴史―(区制80周年記念特別展)』足立区立郷土博物館、2012年
関連項目