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茨城県の「古河市」とは異なります。 |
古賀市(こがし)は、福岡県の糟屋地方にある市。
概要
福岡市から北東約15km、宗像市から南西約15kmの場所に位置する。福岡都市圏の10%通勤圏に属し、福岡市のベッドタウンとして順調に人口を伸ばしてきたが、現在その伸びが鈍化しつつある。市制施行前は糟屋郡古賀町であり、現在でも広域行政などの点で糟屋郡との関係が深いほか、隣接している宗像市・福津市・新宮町とも歴史的に関係が深い。
地理
西は玄界灘に面し、松原が広がる砂丘地帯である。北部と南部には丘陵地があり、それぞれ福津市、新宮町に接している。東部には三郡山地から延びる犬鳴山地がある。町中心部には、その山地から大根川(花鶴川)が流れる。大根川と隣に流れる中川の堆積・扇状地で小平地を形成している。
中心は天神地区(福岡市中央区天神とは別)であるが、近年その空洞化が懸念されている。総合文化施設「サンフレアこが」があり、図書館や歴史資料館などの施設が整っている。玄海国定公園の一角を担う花鶴ヶ浜(新宮海岸)や宮若市との町境にある西山など自然にも恵まれている。
隣接する自治体
地名
- 久保
- 古賀
- 庄
- 鹿部
- 筵内
- 小山田(旧小野村)
- 薦野(旧小野村)
- 谷山(旧小野村)
- 米多比(旧小野村)
- 薬王寺(旧小野村)
- 青柳(旧青柳村)
- 青柳町(旧青柳村)
- 今在家(旧青柳村)
- 小竹(旧青柳村)
- 川原(旧青柳村)
- 新原(旧青柳村)
- 花鶴丘1丁目〜3丁目(1976年〈昭和51年〉、古賀・鹿部より発足)
- 天神1丁目〜7丁目(1976年〈昭和51年〉に1丁目、のちに((年不詳))2丁目〜7丁目が古賀・鹿部より発足)
- 糸ケ浦(青柳より発足。年不詳)
- 今の庄1丁目〜3丁目(今在家・庄・新原・久保より発足。年不詳)
- 駅東1丁目〜5丁目(久保・古賀より発足。年不詳)
- 千鳥1丁目〜6丁目(久保より発足。年不詳)
- 中央1丁目〜6丁目(久保などより発足。年不詳)
- 花見東1丁目〜6丁目(久保より発足。年不詳)
- 花見南1丁目〜3丁目(久保より発足。年不詳)
- 日吉1丁目〜3丁目(鹿部・古賀より発足。年不詳)
- 舞の里1丁目〜5丁目(筵内・久保より発足。年不詳)
- 美明1丁目〜3丁目(2006年(平成18年)に鹿部より発足)
- 新久保1丁目〜2丁目(2007年〈平成19年〉に久保より発足)
- 美郷(2017年〈平成29年〉に久保より発足)
- 玄望園(2020年〈令和2年〉に筵内より発足)
歴史
近現代
1889年(明治22年)4月1日に席内村(むしろうちむら)が発足し、1938年(昭和13年)4月17日に町制施行して古賀町(旧)となった。席内が古賀になったのは、1889年(明治22年)に鉄道が敷かれる際に集落を避けて海岸沿いの「古賀」(現・天神)に駅を作ったからと言われている。
沿革
合併構想
2007年7月10日、古賀市長は福津市長、新宮町長に2市1町(福津市、新宮町、古賀市)合併の提言を行った[1]。
なお、新宮町に関しては福岡市との合併構想もある。
歴代市長
代 |
氏名 |
就任日 |
退任日 |
備考
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古賀町長
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森藤雄 |
1990年(平成02年)12月24日 |
1997年(平成09年)9月30日 |
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古賀市長
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初 |
森藤雄 |
(1990年12月24日) |
1998年(平成10年)12月22日 |
1997年10月1日、市制施行[2]
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2-4 |
中村隆象 |
1998年(平成10年)12月23日 |
2010年(平成22年)12月22日 |
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5 |
竹下司津男 |
2010年(平成22年)12月23日 |
2014年(平成26年)12月22日 |
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6 |
中村隆象
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2014年(平成26年)12月23日 |
2018年(平成30年)12月22日 |
返り咲き[3][4]。通算4期
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7-8 |
田辺一城 |
2018年(平成30年)12月23日 |
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現職
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行政
市長
- 田辺一城(2期目)
- 任期終了日:2026年12月22日
市議会
- 定数:19人[5]
- 任期:2023年(令和5年)5月12日まで
消防
警察
公共施設
- サンコスモ古賀
- 古賀市生涯学習センター(リーパスプラザこが)
- 古賀市中央公民館
- 古賀市立図書館
- 古賀市立歴史資料館
- 古賀市交流館
国政
地域
人口
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古賀市と全国の年齢別人口分布(2005年)
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古賀市の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 古賀市 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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古賀市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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25,195人
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1975年(昭和50年)
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28,821人
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1980年(昭和55年)
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35,562人
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1985年(昭和60年)
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41,311人
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1990年(平成2年)
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45,725人
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1995年(平成7年)
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51,244人
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2000年(平成12年)
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55,476人
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2005年(平成17年)
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55,943人
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2010年(平成22年)
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57,920人
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2015年(平成27年)
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57,959人
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2020年(令和2年)
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58,786人
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総務省統計局 国勢調査より
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教育
大学
高等学校
中学校
小学校
医療
産業
機械工業や食品工業などの工場が多く立地している。
本社を置く企業
特産物
交通
鉄道路線
- 九州旅客鉄道(JR九州)
廃止された鉄道路線
- 西日本鉄道(西鉄)
道路
高速道路
一般国道
主要地方道
バス
- 西鉄バス - コガバス以外の市内すべての路線バスを運行する。古賀市と福岡市および周辺市町を結ぶ路線と、古賀市内路線(行先番号1桁)がある。また、福岡市と直方市を結ぶ高速バスが市内の青柳バスストップに停車する。
- 1:古賀駅前 - 青柳四ツ角 - 薬王寺 - 薦野
- 2:古賀駅前 - 市役所前 - 筵内 - 薦野
- 3:古賀駅前 - 花見 - 福岡東医療センター - 千鳥駅入口 - 舞の里
- 6:グリーンパーク古賀 - 小竹 - 工業団地 - 古賀駅東口 - 古賀団地前 - 福岡東医療センター - 舞の里
- 26・26A:福岡市 - 新宮町 - 古賀市 - 福津市 - 宗像市(国道495号・各市町中心部経由)
- 急行:福岡市 - 新宮町 - 古賀市 - 福津市 - 宗像市(国道3号バイパス経由)
- 高速(西鉄バス筑豊運行):福岡市 - 高速青柳 - 緑ヶ丘(北九州市八幡西区) - 直方市
- 古賀市公共施設等連絡バス「コガバス」 - かつて運行されていた「古賀市ミニバス」に代わるコミュニティバス。
- のるーと古賀 - ししぶ駅周辺の住宅地で運行するオンデマンドバス。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
出身者
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
古賀市に関連するカテゴリがあります。