南山崎村(みなみやまさきむら)は、かつて愛媛県伊予郡にあった村。現在の伊予市の南東寄りの地域。地方自治体としては消滅したが、現在でも伊予市立南山崎小学校があるなど、地域名としては用いられている。
地理
位置・地形
伊予市の南東の犬寄峠の東側、森川に沿った地域。
村名の由来
山﨑荘山﨑荘[1]に由来する。
地域
合併により発足した5つの旧村をそのまま大字として継承。
- 大平(おおひら)・下唐川(しもからかわ)・上唐川(かみからかわ)・両沢(りょうざわ)・鵜崎(うのさき)
沿革
- 1889年(明治22年)12月15日 - 町村制施行により伊予郡大平村・下唐川村、下浮穴郡上唐川村・両沢村、鵜崎村が合併し、伊予郡南山崎村が発足。
- 1925年(大正14年)4月1日 - 伊予郡上灘町と一部の境界を変更。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 伊予郡郡中町、北山崎村、南伊予村と合併し市制施行して伊予市となり消滅。
行政
発足時に役場は大字大平に設置。
教育
- 明治期 下唐川尋常小学校、大平尋常小学校が設置された。
- 両学校は統合の話があったもののまとまらなかった。
- 昭和期 南山崎小学校(旧・大平尋常小学校)、唐川小学校となる
- 太平洋戦争後、南山崎中学校が発足
脚注
参考文献
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
- 『日本地名大辞典38愛媛県』角川書店、1981年。