佐藤 元(さとう げん、1960年[1]1月1日 - )は、日本のアニメーター、漫画家、メカニックデザイナー。東京都出身。
漫画を描く際には「さとうげん」、「松本美奈」、「まつもとみな」、「石神白夜」、「ねこだす」などの名義を使用している。
経歴・人物
学生時代、東映動画(後の東映アニメーション)で見学者案内のアルバイトを経てアニメーターとなる。学校卒業後、大手コンピューター会社のプログラマーを務めるが、数ヶ月で退職。アニメーターに復帰し、フリー経て葦プロダクション、サンライズ、九月社とスタジオを点々とした後、サンライズの友人とスタジオを設立し、その後独立。1991年に友人と有限会社夢屋を設立。アニメーターを再び引退し、漫画家として活動していたが、仕事のストレスから健康を害し、『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』(2002年)で再びアニメ業界へ復帰。以後はフリーアニメーター兼漫画家として活動。
まだプロの講師が少なかった1986年から専門学校の講師も務め、多くのプロ作家も講師へと導く。その中の一人、友人帯ひろ志の紹介で中央美術学院アニメコース講師を一時期手伝うが、学院の都合で正規に講義をやる事はなかった[2][3]。現在は、大阪芸大グループにて、客員教授として講義をしている。
一時期、漫画家のあろひろし、サトウ・ユウ、矢野健太郎らと仲が良く、この4人にゲスト2名を加えた6名で『4Spiritsプラス2』というアンソロジー集を作った。
特撮制作者に同名の人物[4]がいるが、別人である(ただし交遊関係はある)と、自身のブログ「心の元点」2008年5月22日付「特撮関係の佐藤元さん」で表明している[5]。証拠としてこの同名特撮制作者と雑誌企画で対談を行ったこと(このときは「さとうげん」名義)を明かしたほか、他の同名別人として日本酒蔵元・気象予報士・サンリオ録音監督・魚イラストレーター・科学警察研究所の毛髪鑑定士(以上、佐藤元)・アニメ『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』のメカニックデザイナー(さとうげん)をあげている。
主な作品
アニメ
漫画
その他
- チビキャラの描き方 人物編
- チビキャラの描き方 動物編
- コンピュータゲームソフト
- テクノポリス - マスコットキャラをデザインしている。弟分の雑誌の『MSX・FAN』などにも広告マンガを連載。
- クイズ赤恥青恥(街の回答者として登場。テロップの職業は漫画家)
- バッファローのハードの取扱説明書のカットを描いている。
- こみっく☆さ〜ふぃん 電脳世界のクリエイターたち
- 特撮雑誌『宇宙船』1984年冬号(Vol.17)にて特撮についてのイラストコラムを描いた。
脚注
- ^ 『おやすみ!わたしのサイボーイ』徳間書店
- ^ [1]
- ^ 「帯ひろ志先生のご冥福をお祈りいたします。」
- ^ 『ゴジラvsキングギドラ』(オプチカルエフェクト)、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(デジタルエフェクト)、『ゴジラ×メカゴジラ』(エフェクトアニメーション)などに関わっている。
- ^ 特撮関係の佐藤元さん
- ^ “フウムーン”. 手塚治虫公式サイト. 2016年5月20日閲覧。
- ^ 本山一城、本山理咲、いが2、うり坊、大丸ロケット、足柄空之介、水戸いずみとの共著。
- ^ http://sinplelove.jp/blog-entry-5038.html
外部リンク