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ロボット工学者の「伊藤一之」とは別人です。 |
伊藤 和行(いとう かずゆき、1957年 - 2021年7月)は、日本の科学史家。京都大学大学院文学研究科教授。実兄伊藤博明はルネサンス・エンブレム研究の第一人者である。
人物・経歴
北海道生まれ[1]。1975年北海道北見北斗高等学校卒業。1979年北海道大学理学部物理学科卒業。1984年から1987年までフィレンツェ大学およびフィレンツェ科学史博物館(現:ガリレオ博物館)に留学。1985年東京大学大学院理学系研究科修士課程科学史・科学基礎論専門課程修了、理学修士。日本学術振興会特別研究員、首都圏での非常勤講師を経て、1995年京都大学文学部助教授。2002年博士(文学)。2006年京都大学大学院文学研究科教授。2008年科学基礎論学会評議員。2009年日本科学哲学会評議員。2014年科学基礎論学会理事[2][3][4]。
著作
- 『ガリレオ:望遠鏡が発見した宇宙』(中公新書) 2013年
共著・編著
- 『イタリア・ルネサンスの霊魂論:フィチーノ・ピコ・ポンポナッツィ・ブルーノ』(根占献一, 伊藤博明, 加藤守通共著、三元社) 2013年
- 『コンピュータ理論の起源』(近代科学社) 2014年
翻訳
- 『哲学者と機械:近代初期における科学・技術・哲学』(パオロ・ロッシ、学術書房) 1989年
- 『イタリア・ルネサンスの哲学者』(ポール・オスカー・クリステラー、佐藤三夫監訳、根占献一, 伊藤博明共訳、みすず書房) 1993年
- 『哲学的建築:理想都市と記憶劇場』(ライナルド・ペルジーニ、伊藤博明共訳、ありな書房) 1996年
- 『星界の報告』(ガリレオ・ガリレイ、講談社学術文庫) 2017年
脚注