交響曲第2番ハ短調作品19は、ドミトリー・カバレフスキーが1934年に作曲した交響曲。
初演
1934年12月25日にモスクワでアルバート・コーツの指揮により初演された。コーツは1936年にBBC交響楽団を指揮してイギリス初演も果たしている。アメリカ初演は、1942年11月8日、アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団によって行われ、その後、セルゲイ・クーセヴィツキーにも取り上げられ、カバレフスキーの名を国際的に知らしめることとなった。
楽器編成
フルート3(3奏者はピッコロ持ち替え)、オーボエ2、コーラングレ、クラリネット2(A管およびB♭管、第3奏者はE♭管も持ち替え)、バス・クラリネット(A管およびB♭管)、ファゴット2、コントラファゴット、ホルン4、トランペット3(C調)、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ、小太鼓、シンバル、ドラム、弦五部
楽曲構成
- 第1楽章 アレグロ・クアジ・プレスト
ハ短調。ソナタ形式。全合奏の後、クラリネットが第1主題を奏する。
- 第2楽章 アンダンテ・ノン・トロッポ。
ト短調。ソナチネ形式。フルートが第1主題を呈示する。
- 第3楽章 プレスティッシモ・スケルツァンド
変ホ長調。ロンド形式。
参考文献