五條市立西吉野農業高等学校(ごじょうしりつ にしよしの のうぎょう こうとうがっこう)は、奈良県五條市西吉野町江出に所在する市立農業高等学校である。
概要
2021年(令和3年)度末まで五條市立奈良県立五條高等学校賀名生分校(ごじょうしりつ ならけんりつ ごじょう こうとうがっこう あのう ぶんこう, 英: Gojo Municipal Ano Branch of Nara Prefectural Gojo Senior High School)であった。
スクール・ミッション
農業の学びを活かし、広く社会や地域の発展に貢献する自立した人材の育成[1]
教育目標
高い志をもち、広く社会や地域の発展に貢献する自立した人材を育成する[1]。
目指す学校像
- 「できない」が「できる」に、日々成長できる学校
- 通うことが楽しみな学校[1]
目指す生徒像
- 自立した人として広い視野をもち、社会や地域に貢献する生徒
- 生涯にわたり学び、挑戦し続け、自ら課題を発見・解決する生徒
- 思いやりがあり、コミュニケーション力に優れ、協働できる生徒[1]
教育方針
- 主体的に学び、変化する社会に対応できる確かな学力を培う。
- 他の人を思いやる豊かな心を育て、人権を尊重し、社会に貢献する精神を育む。
- 健康、安全についての知識を深め、健康保持に努めるたくましい心身を養う[1]。
アドミッション・ポリシー
入学者選抜を経て、以下のような生徒を受け入れる。
- 本校の使命や教育方針を理解する生徒
- 農業に『夢・志』のある生徒
- 実践的な学びを求める生徒
- 基礎的な学力が身に付いており、主体的に学ぶ生徒[1]
カリキュラム・ポリシー
変化する社会に対応できる確かな学力、人権を尊重し他の人を思いや豊かな心、健康でたくましい心身を養うことを教育方針とし、その実現のために以下の教育を行う。
グラデュエーション・ポリシー
以下の資質能力を身に付け、74単位以上の単位数を修得した生徒に卒業を認定する。
- 「農業担い手」として必要な基礎的、専門的な技術と知識を有している。
- 実習中心の学びを通じて、よりよい勤労観・職業観を身に付けている。
- 他者と協働して社会や地域に貢献する熱意と意欲にあふれる[1]。
校訓
校訓は、不撓不屈である。
沿革
略歴
1950年(昭和25年)に奈良県立五條高等学校の昼間定時制の分校として開校した。開校当初は農業と家庭に関する学科を有していたが、家庭に関する学科は2017年度より募集を停止した。分校時代より五條市立であったが、本校である五條高等学校は県立である。2010年(平成22年)に分校創立60周年を迎え、2018年より果樹農業後継者を対象に県外生(定員内無制限)の受け入れを行なっている。2021年4月より、五條市立西吉野農業高校として独立校となった。
年表
基礎データ
所在地
通学区域
アクセス
象徴
設置する課程、学科及び定員
生徒募集
入学者全国募集
以下の枠組みで特色選抜で全国募集を実施する。
- 奈良県外に居住している者で、4年間、果樹を中心に野菜・草花の生産技術などを、地元農家の協力のもと実習中心に学び、農業の担い手として学習成果を地域に返す意欲のある生徒[4]
遠方からの進学者のために寮が設置されている[注釈 4]。
学校行事
- 2学期制(前期・後期制)をとっている。
- 6月と11月にそれぞれ2週間、農作業の手伝いのための農繁期休業期間を設けている。
前期
- 4月 - 入学式、受入式、新入生歓迎球技大会
- 5月 - ふれあい健康祭(地域の高齢者との交流会)
- 6月 - 前期中間考査、春期農繁期休業(2週間)
- 7月 - 4年北海道現場実習(選抜制。北海道余市郡余市町の大規模農家に10日間ホームステイをする)、夏期休業
- 8月 - 夏期休業
- 9月 - 校内生活体験発表会、社会奉仕活動、体育大会(4年に1回実施。赤・黄・青の3色に分かれる)
- 10月 - 3年修学旅行、校外学習、前期期末考査
後期
- 11月 - 秋期農繁期休業(2週間)、中学生の高校見学、収穫祭
- 12月 - 冬季休業
- 1月 - 後期中間考査、耐寒訓練、校内マラソン大会
- 2月 - 卒業茶会、学年末考査
- 3月 - 卒業式
部活動
文化部
体育部
脚注
注釈
- ^ a b 特色選抜および二次募集で全国募集を実施する。
- ^ 以後、毎年開催する。
- ^ 2004年3月までの西吉野中学校校舎
- ^ 五條市立奈良県立五條高等学校賀名生分校寄宿舎設置条例
出典
関連項目
外部リンク